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Antoine de Saint‐Exup´ery 内藤 濯
岩波書店
カテゴリー:Book
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レビュー(Amazon.co.jp)
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???著者の生誕100年を記念し作られた復刻版。挿絵は著者自身が描いた米オリジナル版そのままの絵が載せられている。これまで親しんできた挿絵と比べると輪郭がはっきりしていて鮮明、そのほかにも「ささいな違い」を見つけながら読み進めていく楽しみもある。 ???本書は、ストーリーの展開を楽しむ意味においては子ども向けだが、むしろ大人向けのメッセージに満ちていて、本来人間には「心の目」が備わっているということを呼び起こされる。その、真実を見ることのできる「心の目」をもって、大切にしていかなければならないモノを感じ取り、それを生かしていくことで人は豊かになれるはずなのだが、さまざまなことに心を奪われ見えなくなっていき、やがて見ようともしなくなる(王子が訪れた星に住む大人たちは点灯夫以外その象徴のようでもある)。 ???キツネの言葉「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」は著者からの、大人、そしてこれから大人になる子どもたちへの警鐘なのかもしれない。(加久田秀子) |

カスタマーレビュー ![]()
いつか読めるときが来る・・・大人じゃないとわからない。
(2008-08-24)
私はこの本をたぶん学生の頃(中学生か高校生のとき)に買ったんだと思います。先日実家に帰省したときにすることもなく暇で、実家の本棚に置きっぱなしになっていたこの本を「確かつまんなくって・・最後までよんでいなかったな・・」と手にとって時間つぶしに三十を超えた年齢で読みました。10代の感覚ではきっとわけがわからないと思います。大人になってやっと、この感じを理解することができました。こんな話だったんだ・・・とずっと放置していた本を10年以上の歳月を経て、読むことになろうとは不思議な気持ちで一杯でした。言いたいことはなんとなくわかる・・程度の理解です。でも、ピンクかブルーの淡い色のインクの染みのように私の心にじんわりと広がり残っています。当時は全然気がつきませんでしたが、対象は「小学六年生・中学生以上」とされています。でも、これは思うに本当に、年をとった大人じゃないと理解できないんじゃないんでしょうか・・・。王子さまという子供を受け止められないんじゃないんでしょうか・・。そして二十代より三十路超えした大人こそ、よんで「ふう〜ん」と思える作品だと思います。名作!とは思いません。でも、真髄はスピリチュアルで、「言いたいことは伝わった」と作者にあの世であったら私は答えると思います。訳者あとがきも重要で、それをよんでなお、作者の意図・思いを汲み取ることができました。
「言いたいことは伝わった」これが私の感想です。いや・・レビューなんだけど、いっつも感想文になってしまっています。

世界中の人に愛されている物語
(2008-06-02)
星の王子さまを読むなら、作者自身が描いて目を通した本来の挿し絵と一緒にお話を読める、このオリジナル版をお薦めします。子供だったころの自分にこの本を送ってみてはいかがでしょうか?

『星の王子さま』、あるいは世界一の絵本
(2008-03-16)
「ヒツジの絵を描いて」
そんな王子様のリクエストにあなたならどう応えるだろう。
動物園や図鑑から抜き取ったヒツジの似姿なんてあまりに退屈。
ついに彼を満足させたのは一枚の箱の絵。
見える? 見えない?
それがいい。
小説家でありながらにして同時にパイロット、空に消えたサン=テグジュペリの、あまりに
はかないこのことば。
"C'est le temps que tu as perdu pour ta rose qui fait ta rose si importante."
"Je suis responsable de ma rose."
著作権の失効に伴って、ここ数年、書店をめぐれば、百花繚乱の『星の王子さま』。翻訳を
読み比べてみるのも面白かろう。しかし、王子の孤独を表現するに、このフランス人の淡く
はかない肉声に勝るものはない。
大人になると見えなくなってしまうもの、大人になってはじめて見えてくるもの。
分量で言えば薄くそして手軽、ただし、その中身たるや、あまりに重い。

大人でいることが嫌になった時に
(2008-02-28)
そんな時に、よく効く物語です。
目に見えない、大切なもの
それは
何か他の言葉で置き換えるべきものではありません。
そうしてしまうと意味を失ってしまう様な気がします。
それは
子供なら誰もがもっているもので
大人になるとほとんどの人が忘れてしまうものです。
道ばたの石ころや
海辺でみつけた貝がらすらも宝物になった
小さい頃を思い出します。
読み終えて
心がちょっとだけ豊かになりました。

何度も読み返したくなる本
(2008-02-17)
何度この本を読んだでしょうか。
でも読む度に、心に響いてくることが違ってきます。
こどもの頃は、象を食べたうわばみを見てみたい、砂漠の星を見たいと
想像力をとてもかきたてられました。
そして、大人になった今は、人が大切にしなくてはならない心の深いところを
伝えてくれるとっても深い本になりました。
最近、人に失望し、自分がいる意味はなんだろうって思うことがあり、
そんな心が少し淋しい中、またこの本を読み返しました。
自分の星を飛び出した星の王子さまと同じ気持ちでしょうか?
そして、一緒に旅をしてまた大切なことを思い出しました。
「たいせつなことはね、目には見えないんだよ……」
目の前の事象に目を向けるのではなく、
自分の心の深いところにもう一度目を向けてみようって、
そうすると、本当に大切なこと、ものが何かが必ず見えてくるって。
また原点に戻ることができました。
きっとこれからも、落ち込んだ時、人生に迷った時、そしてすごく嬉しいことがあった時にも
この本を何度も読み返すと思います。
本当に素敵な本、大好きです。

