

アイテム詳細
朝日新聞社
カテゴリー:Book
セールスランキング:87175
税込価格:¥ 735 (定価:¥ 735)
1500円以上国内配送料無料(一部例外あり)でお届けします。
発売日:2008-01-11
通常24時間以内に発送
※「アマゾンのカートに入れる」ボタンは、この商品をアマゾンのカートに追加するものです。気になった商品をカートに追加しておき、後で購入手続きをすることができます。

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

カスタマーレビュー ![]()
これでは処方箋たりえないのでは。
(2008-05-09)
本書は昨今新聞を賑わせている「すぐに暴力に訴える大人たち」の40代・50代を中心に具体的な事例を提示しつつ、その処方箋を示すという内容です。
まず著者は今から20年以上も前にはすでに「キレる大人」は存在したのではないかと例示し、しかし現在のトラブルは「フィールドの違う異質な者どうし」で生じるのに対し、以前は少なくとも「相手と基本的には理解しあっている」という前提のもとに衝突していたと語ります。
また、日本人の特徴の一つであったはずの「泣き寝入り」がアメリカ発の「アサーティブネス」によって消滅しつつあり「自己主張しなければ立ち遅れる」という雰囲気になってしまったのではないかと言います。
ちなみに「アサーティブネス」のキーワードとは「対等」「率直」「誠実」「自己責任」だそうです。
そして問題は「アサーティブネス」の発祥地が「アメリカ=ビジネスの大国、勝ち組の国」であったことがその信仰心に拍車をかけていると分析し、それは確かにもっともだと思いました。
そして精神科医らしい観点から、本当に病気の一種でキレやすい人も存在する事も例示して、そういった事に便乗した悪質商法には騙されないように警鐘を鳴らしています。
しかし肝心のキレないための処方箋が「自分はいまどんな姿でキレているか客観的に見直してみる」や「相手の立場に立ち、人それぞれなのだと認識する」など「それが出来れば最初からキレていないのでは?」と疑問符がつく提言だったのには拍子抜けしました。
やはり「キレる大人のための処方箋」を提示するのは現実問題としてムリなのかもと思ってしまいました。

格好悪いからキレるのはやめましょう、では...
(2008-02-04)
精神科医であり人間文化学教授の香山リカ氏の著作。精神疾患を有しない人でもキレるという事例や実際のキレやすい患者を診察した経験から、各自について解説し、最終的にはキレないための注意事項を述べている。平易な文章で、情報量も多くはないため、誰でも数時間あれば読破可能。教養本というよりは手軽な自己啓発本かエッセイに相当すると思われる。
一見すると、提示されている症例についての解説は概ね妥当と思われる。しかし、症例提示がほとんどで、主張を一般化するには無理があると思われる。また、引用も新聞報道やウェブサイト、一般の教養本程度から手軽に調べたものばかりで、注目すべき情報はほとんどない。また、『駅の暴行事件で50才代の加害者の実数が多かった』という新聞報道を鵜呑みにして中高年ほどキレやすくなっていると述べているが、元々人口分布では50才代が多いことなど、基本的な背景因子を検証していないと思われる考察も多い。読者が期待する、医学的な見地からの解説としては、和文の書に掲載された扁桃体についての仮説のみが述べられているだけで、よくわかっていないとお茶を濁している。fMRIによる様々な研究結果が英文論文で報告されているにもかかわらず、情動の破裂に関して最も基本的な前頭葉の記載がなく、PTSDにおける脳の変化なども詳細に報告されているのに全く述べられていないことからも、著者自身の勉強不足のように感じる。キレないための最終的な対策として、格好悪いからやめましょう、ストレスをためないようにしましょう、では目から鱗が落ちるようなことはないどころか、精神科医でなくてもわかっていると思う。
著者の経歴の記載で、心の病についての『研究』とは述べず『洞察』としている点は、著書のレベルにたいする読者の不満への言い訳ともとれる。同氏の他の著書と比較すると全体的にまとまっていて、ある程度の整合性もあるが、ウェブサイトから得られる以上の情報があるかと言うと、そうは思えない。他の著作と比較するとましなので星3つとするも、これは甘めで値段分の価値はないように感じる。一般論としても、著者は、なぜお金を払って書を購入するのかという読者の目的を十分に考え、独自の目新しい結論(本書であればキレない解決策)を提示するべきであると思う。

読みやすい、分りやすい、引用が多い
(2008-02-03)
香山リカさんの本は読みやすいので好きです。尤もいつもの事ながら引用が多いですが。
この本の要点は最終章のキレないための処方箋の9ページにまとめられています。
その他興味があった点は
○喜怒哀楽は脳の中の扁桃体の仕業、これを制御するのが腹内側前頭前皮質や海馬など。
○キレル老人は孤独感やかまってもらいたい心がある。
○モンスターのマザー・ペアレントは自己愛が不健全といっていいほど強く、自己主張や自分を大切にという気持ちが相手を慮ることなく、攻撃的になる。
○キレないようにするには、自己客観視して、キレてる自分がいかにみっともないかが見えればいい。
自分にも他人にもフェアー、ニュートラルを心がけ、損か得かの単純なデジタル思考に陥らないようにすることが大事ですが、言うは易く行うは難しでしょうか。

あらゆるところで見かけます
(2008-01-11)
電車通勤をしている私は毎日のようにキレル大人を見かけます。坐って新
聞を読んでいる大人が、立っている大人に向かってなんで新聞にぶつかるん
だ。おまえはじゃまだすぐ降りろと怒鳴り、怒鳴られた大人は思わず相手の
手を軽く払ってしまいました。新聞を読んでいた大人は、携帯電話をほかの
乗客に渡し、オレ殴られたんだ直110番にでんわしてくれと叫びだしました。
次の駅で降りて話しつけようとも騒いでいたのです。満員電車の中ですが、
たまたまもう一人が割って入って、お互いいい大人なんだから止めなさいと
止めて難なく終わりました。
吉野家ではコップを割って出ていきました。
私が吉野家で見たキレル大人は、注文した牛丼が遅いと言って、湯飲みを
床に叩きつけて出ていった大人もいました
美しい日本で、切れないためにどうしたらいいか。
香山さんは、この私たち美しい日本で生活していく大人は、簡単に切れては
いけないと説いています。大人が切れないためには、第三者として切れている
自分を見られるようにするのが、解決方法の一つだそうです。切れる大人の
理解を深めるための一冊です。

