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アイテム詳細

本田 透

角川学芸出版

カテゴリー:Book

セールスランキング:236864

税込価格:¥ 1,470  (定価:¥ 1,470)

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発売日:2007-12

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カスタマーレビュー

最期に人は神に救われる。  (2008-04-13)
表紙がマリアとキリストと天使の絵のトリニティが物語っていますね。
「ルサンチマン」の肯定と開き直りだからこそ批判者の意見を封じ込めるやり方に怒りを露にする者が出て来るのでしょう。
端から見れば反吐が出そうな筆者の恋愛遍歴ばかり書かれてます(恋愛はしていない)。
唯人は幸福であったという思いを一瞬でも抱きながら最期を迎える。
現実に居場所がないから嫌悪している訳でもなく、常に循環して果てなき苦悩を人類は繰り返しているとして、ほぼ諦観の念を抱いているようにも見えます。
しかし、本書はそんなニヒリスティックな書き方をしてはいないです。いまだ苦しみ続ける我々に最後の希望を託しているようにも見えます。

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文学でやれ  (2007-12-20)
冒頭の「素粒子」の小説について、「恋愛資本主義の失敗」と鬼の首を獲ったかのように紹介していますが、ここは既に小谷野敦の「退屈論」が言及したところであり、明らかに二次的な流用であり、しかも我田引水のきらいがあります。
また、個人的体験を情緒豊かに書ききる作家の力量は大したものですが(真偽は別にして)、それを一般論・社会論に敷衍させるまでになると、自己愛の臭気が猛烈に漂ってきて、鼻をつまみたくなります。

オタク的な要素を持った社会的成功者だけを持ち上げる党派性も、宗教がかってきました。(オタクは母数が多いから変な人もいると言ってたのは誰でしたっけ? だったら優れた人もいるのは当然でしょう。)『電波男』の時は新鮮に見えた訴えも、こうも変化がなく焼きまわしの硬直した議論だと陳腐に映ってくる。
こういう姿勢は岡田斗司夫の擁護にも見られ(自分が苦しいときに、オタクを擁護してくれたから岡田には頭が上がらない等の文章)、斎藤孝ばりの信者向け文壇政治屋になってしまった印象を持ちます。
最終的に著者と同じ結論に至るにしても、実際に女性というものを肌で体感し、自らの女性観を確立するべきです。女性(恋愛)忌避は、それからでも遅くはないはずです。
社会を誠実に向き合い分析する本来の評論というものからはかけ離れています。よって、こう言わねばならない。

「ジャンル違いだ。文学でやれ」

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全部、脳の中のことだった!?  (2007-12-12)
恋愛を哲学や科学、歴史などを総動員して論じた一冊。
マンガなどの事例が豊富なので、濃い内容をあまり重たく感じさせず一気に読める。
自明のものと思っていた恋愛観を揺さぶられる内容である。

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書き手の歴史、科学リテラシーが低すぎる  (2007-12-10)
女にもてないことを科学的に説明しようとしたらしいのですが、非常に一面的です
科学的と宣言しながら現象を説明できそうな仮説を全て並べ検証するというプロセスを踏んでいませんし
遺伝子の(メタファーとしての)利己的な動機とフロイト的な無意識の動機を混同しています
人は遺伝子を気にかけて行動するのではなく直接的に気にするのは幸福や性愛や権力や尊重など
淘汰の結果つくられた感情の方です。考慮している生得的特性の範囲もせますぎるため
一方的な生物学とフロイトの性的な動機探しがまじりあって議論は混乱し
やたら他人をモテ系だと非難しています
フロイト的な性的動機探しで混乱していた 喪男の哲学史 よりさらに混乱しています

全体としては、求愛行動は競争であるから恋人市場ができあがり
競走が過熱すると当事者達もつらいから
無理に恋人市場に入らないで2次元恋愛をしてまったり生きるのはよいことだし
2次元恋愛には化学的去勢のような効果もあるだろうという平凡な考えを
デメリットも考慮せずに一方的な引用と理解していない科学用語の濫用で虚飾しているにすぎず
そこに不幸な自分語りによって根拠のない説得力を与えようとしていますが
萌え商品を売っている側の人間が言っているので、かなり胡散臭い印象でした

歴史的な記述も、現代より殺人率が圧倒的に高かった中世を
神によって救われていたと表現し、それとの対比で現代を批判したり
恋愛を12世紀のトルバドゥールなどが発明した自己救済のための宗教としたり、時代遅れの説が散見されます
僕自身、虚構を過剰に求めるもてない男なので題名に引かれて今度こそはと思ったのですが
作者の思い込みを共有して一体感を得たいという人以外には、まったく、おすすめできません

非モテ人生への提言という観点から見ても金塚貞文や小谷野敦の提示していた枠組みに回収されてしまっています

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