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角川学芸出版
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カスタマーレビュー ![]()
早世した露語名通訳、ラスト・エッセイ集
(2008-07-23)
■2006年5月、ガンのため56歳で世を去ったロシア語通訳者・文筆家の最後のエッセイ集。全文章に知的充実感が溢れており、ひねりのきいたユーモアが面白い。
■ゴルバチョフ時代、茶道の家元とお師匠さん達がモスクワで開いた大茶会に、多くのロシア語通訳者達が同行したが、茶道界幹部の普段のあまりのがさつさにあきれ憤るエッセイ「わたしの茶道&華道修業」など最高だ。
■早世を惜しむ。

楽屋話、、など。
(2008-07-01)
もう、どう叩いても、探しても、米原さんのエッセイはないかと思っていました。
今回のエッセイ集は、大学の広報誌や、非売品だったろう冊子に掲載された小さなエッセイを集めたものです。ご両親への弔辞めいたものもあります。嘘つきアーニャの真っ赤な真実 を書くに至るまでの楽屋話みたいなの、、、など、なかなか多岐にわたっていて、面白いです。今までの本とも、ネタダブりが少ないのもいいです。話は、面白いだけじゃなく、胡椒も辛しもきいていて、泣き笑いしながら読みました。
一番気に入ったのは、”キノコの魔力”。締めがいいです。
”先生、どの茸も食べられますか”
”もちろん、どの茸も食べられますよ。ただ、茸によっては、一度だけしかたべられないものもあります。”

『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』を読み下すために
(2008-06-27)
米原万里の最高傑作と思われる『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』を読み下すためには、必須の一冊です。
『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』の感動がよみがえり、なぞが了解される。

米原万里ファンクラブ代表より
(2008-06-20)
米原万里さんの本がそばにあるだけで私は心地良い空間を手に入れることができます。彼女の切れの良い文章にいつも癒されています。大好きだったお父様との心温かなエピソードにはいつも共感しています。読者の皆様、是非、読んでみてください。ちなみに・・ファンクラブは実在しているものではありません。私一人でファンクラブ代表を演じているだけです。あしからず!!

不意を突かれるユーモアが快感。
(2008-06-02)
ロシア語同時通訳・エッセイスト・作家として、TBSの「ブロードキャスター」のコメンテイターとして活躍し、2006年5月に56歳の若さで他界した米原万里さん。日本人離れしたウィットとユーモア、歯に衣着せぬ痛快な文章で人気を集めた彼女の最後のエッセイ集。内容は、専門の言語をベースに、政治経済や思想哲学から、歴史や文化、食や花、そして家族まで多岐にわたっています。
W杯サッカーをネタにナショナリズムについて考えをめぐらす「愛国心のレッスン」、日本人の食生活に対する精神の貧しさを嘆く「餌と料理を画する一線」、英雄の意外な一面を明かした「ナポレオンの愛した料理人」、自由自在縦横無尽に日本語が操れる作家H・Mさん登場の「きちんとした日本語」、百科事典を読みながら浮かんできた物語「タンポポの恋」、胸がキュンとして切なくなる「童女になっていく母」など全71編のどの文章も、その博識ぶりとさえわたる観察眼に驚き、心根の温かさにほっとします。また、ドイツ文学者でエッセイスト、池内紀(おさむ)氏との、著者が通った「プラハ・ソビエト学校」をめぐる対談も面白い。
最後まで鋭い洞察力による文章は機知に富み、辛らつかつ抱腹絶倒のユーモアは衰えを知りません。不意を突くアドリブギャグに笑いながらタメになる傑作エッセイの数々。さすがと思う視点がいくつもあり、あらためて早すぎる逝去が残念でなりません。

