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中川 米造

講談社

カテゴリー:Book

セールスランキング:235531

(定価:¥ 663)

価格データ不明

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発売日:1993-12

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カスタマーレビュー

人間科学としての医療  (2008-03-19)
 1926年生まれの医学者・医事評論家が、日本の医者のルーツや生涯に注目することで、日本医療の特徴を批判的に浮かび上がらせ、人間科学としての医療を主張しようとして、1993年に刊行した本。本書によれば、日本の医師の権威主義的特質は、御医師・軍医としての「ルーツ」(実際には前近代の多くの医者は賎視もされていたが)、近代西欧医学の「自然科学」としての導入(西欧では医療は人間科学という見方が強い)、社会事業としての歴史を欠く病院での、医学の応用としての医療という思考、それゆえの開業医と病院の競合、世襲が多く、講義偏重で、閉鎖的な医局と生涯縁が切れないという医師教育の問題性、低給与ゆえの製薬会社との構造的癒着、医療の「超能力性」と知的権威を素朴に信じる患者の態度(それゆえに反面で安易な批判も多い)等に起因するという。しかし、20世紀末には、医療設備の高度化に伴う病院・診療所間の分業体制への要請、疾病構造の変化(生活習慣病の増加など)に伴う医学の限界の顕在化、市民団体の成長、開業医の職住分離等の変化が見られる。著者は以上を踏まえて、今後の医療は病院・診療所間での分業、地域との密着、患者との意見交換による人間科学としての医療(病気の治癒よりは、患者の生活支援へ)、そのための模擬患者法などの導入による医学・医療教育の見直しという方向へ進むべきだと主張する。本書には「日本的特徴」を強調しすぎる傾向が見られ、また医学史分析にももう少し踏み込みが足りない気がするが、著者自身の長年の経験をも踏まえた提言は適切であるように感じられる。医学・医療や福祉に関心のある人にはお勧め。

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医者が何故医者なのか、改めて問う  (2005-05-08)
〜医者を医者たらしめているものは一体何か。通過儀礼的な医学部の実習・授業、研修と医局制度を通して作られる医者を検証し、結果社会通念と著しくかけ離れた職能集団になってゆく過程を社会科学の語法で分析。EBM、情報開示を通して幾分変わったかの様にも見える日本の医学であるが、構造的な部分ではほとんど何も変わっていない。薬害事件の追及から始まる中〜〜川先生の医療哲学の集大成です。医学生及び若い研修医の皆さん必読。この程度の歴史をバックボーンとして知っておかないと些細なことで躓きますぞ。〜

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