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講談社
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カスタマーレビュー ![]()
フットワークの軽さ
(2008-09-13)
読むまで他力本願を書いている本だと思ってました。でも読んでみると、物事の本質を見極める必要性を説き、そこで事を成す必要性を説いているのだと思いました。孫子や君主論にも通じるところを見つけられて貴重な1冊になりました。
私が得た事は「物事の本質・根源を見抜き、止まる所・満足するところをしっかり定め、柔軟にかつ繊細に対応し、大きくなって人が気づく前には手を打ち終わる重要性」

老子が初めて読めたような気がしました。
(2008-04-06)
今まで、小川博士の本を読んでみて、全く分からないまま放置してきた「老子」ですが、金谷訳に出会って、初めて意味が理解できたような気がします。
訳文が先にあって、書き下し・原文へと続くスタイルに、始めは違和感を感じましたが、この方が分かりやすいって事に気付きました。意味が全く分からないままに、書き下し文を苦しみながら目で追い、その後に訳文を読んでも、思想が全く定着していませんでした。訳文を読んだ後、もう一回書き下し文を読んで、やった腑に落ちるとでもいうような実感を得られていましたから。
「老子」は、アンチ儒教の書であると言われていますが、「論語」ファンの僕が読んでも、全く違和感がありませんでした。通底する部分が多いと思ったくらいです。中国古典の中に、もう一冊お気に入りが加わった感じで、良かったです。

大道すたれて仁義あり という意味とは?
(2008-01-02)
荘子と並んだ「破壊と安らぎ」の書である。
老荘思想という言葉がある。荘子は 非常に饒舌な本だ。ラブレーの書いたガルガンチュアを思わせるものがある。豊かでめちゃくちゃで支離滅裂で それでいて 人間を突き抜けた魅力が荘子である。
それに対して老子は寡黙だ。老人が小さい声で 何かをひそひそ話しているのを遠くから見ているような気がする。しかし 近くによって耳を澄ますと呆然とする。実に過激な事を言っているからだ。一例を挙げたい。有名な一節だ。
「大道廃れて仁義あり」
世の中に道というものが 無くなったので 仁であるとか義とかが必要になった。そもそも道があれば 仁義などというものは要らないのだ。
これは虚を突かれる思いがする。机の上が乱れるから「整理整頓」という言葉が出てくるという話だ。仕事だけの話ではないということである。
それにしてもこんな自由で壮大な思想があれば 今の宗教がらみの問題などは発生しないはずだ。その意味で 2000年以上前に答えは出ているのである。ぼそぼそした声だから世界に未だ届いていないのかもしれないが。

解説が詳しい
(2005-12-23)
一章が現代語訳、書き下し文、原文、訳注・解説と構成されている。
解説が詳しくなされいるのはありがたいが、純粋に「老子」の文章を
味わいたい人には煩雑に感じるかもしれない(星を4つにしたのはそのため)。
読み物としても学術的にも価値のある一冊。

楽な競争
(2005-11-27)
老子入門者には最適な本だと考えている。
内容は、現代社会に疲れている人たちが、頑張らない頑張り方、競争をしない競争の仕方など、深く読めば老子が競争を必ずしも否定だけではなく、対処法も書いていることに分かると分かる。

