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講談社
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発売日:2004-02-06
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カスタマーレビュー ![]()
これはいかがなものか?
(2005-09-12)
一言で言うと、本で読むマジック入門。さまざまなマジックのネタバレなどが書かれている。あと、この本を読むのに使った時間は戻ってこない。ミステリ?そんなもん書かれてませんよ?
これをミステリコーナーに置くことすらためらわれる作品。事件の犯人や解決に至るまでの思考は決して万人が納得できるものではない。というか、唖然とした。読者の予想を裏切るのがいいミステリだというのならば最高なのかも知れないが、斜め上の方向に裏切っている上に期待まで裏切っている。大風呂敷を広げておいて畳まずに新しい風呂敷を広げだしたみたいな感じ。まともに読んでた時間を返して欲しくなる。
マジックに興味があり、素晴らしい寛容さと忍耐力を持った上で、さらに時間を潰したくてしょうがない人にはお薦めします。

あとがきが・・・
(2004-06-26)
この本の内容は
「彩紋家事件と『白夜叉』の正体を若き鴉城蒼司が追う」
という内容です。
今までのJDCシリーズ
『コズミック』 『ジョーカー』 『カーニバル』
を読んでいる僕としては、
「カーニバル後の○○○○は○○○○○なのでは・・・」
(九十九十九ではない)
と下衆な勘繰りをしてしまうのだが・・・
にしても
今回のあとがきでの作者の発言は、もうJDCシリーズが
残り少ないのを暗示しているのでは?
(今までと明らかに作品に対する態度が変わっていると感じた)

あなたは“奇術士”?
(2004-02-08)
『コズミック』を始め、これまでのJDCシリーズに関連する記述も多く出てきて、愛読者ならニヤリとするところもある。一応時代が先だけあって、他の本へのイントロダクション的な側面ももっている。
作者が以前に言及していた「色々なタブー」についても、短絡的に拒絶するのではなく、作者の真意とある程度以上の正しい知識があれば問題になるほどではないだろう。歴史的な記述なども井沢元彦氏の本などを読んでいると、抵抗なく受け容れられた。
本作の最大の仕掛けは「彩紋家事件」解決後の展開だろう。その怒濤の展開は、『コズミック 流』を思わせる作者のパワーを久々に感じさせてくれた。これを全編に敷いてほしかった…との希望は、そもそも流水大説に望むのが筋違いなのかもしれない。作者の流れに身を任せ、奇抜な仕掛けを楽しむのが流水読者の正しい姿勢なのかも。
ただ、いくら正当に入手できる参考文献を元にしている(かもしれない)とはいえ、数々の奇術のトリックが明かされるので、(絶対に手品のタネを知りたくないという人など)一部の人には注意が必要。これには、前編での「全ての人は奇術士か奇術士でないかの2通りに別れる」という釘が効いてくる。つまり、タネを知っていても驚ける、あるいは演出や技術に賞賛を送れる奇術師タイプの人しか読んではいけないのかもしれない。逆にいうと、「あなたの奇術士度が試される本」なのかもしれない。

