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講談社
カテゴリー:Book
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発売日:2006-01-27
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カスタマーレビュー ![]()
推奨
(2009-01-07)
ジャーナリストであったシャイラーの『第三帝国の興亡』も秀作だが、本書もヒトラーに興味をもつすべての人に推奨したい。ヒトラーの最後を見届けた警護官ギュンシェの言葉、「ヒトラーには戦って死ぬという気力も覚悟もなかった。つい先日まで、ドイツ軍将兵に、それどころか女、子供にまでそうせよと要求していたくせに。自分は地下壕の分厚い壁に守られ、運命の審判をできるだけ引き延ばそうと哀れなほどにもがいていた」(p.379)という記述が、独裁者ヒトラーの本質を突いていると思える。

ドキュメンタリー番組のようです
(2008-02-23)
へんな感情移入の記述が皆無で、しかもヒトラー個人
の嗜好や言動が細かく描かれているので、最後まで飽き
ることなく読めます。事実を淡々と追っているさまは某
国国営放送のドキュメンタリーです(もちろん全てを鵜
呑みにするのは危険でしょう)。
今後、何百年もその名が残ってしまうであろう独裁者
の姿を伝えるものとして、興味深くかつ稀有な一冊です。

命を賭けた編集!編集者の鑑!
(2006-09-06)
これはめちゃくちゃ面白いです。しかも希有。なにしろ、想定読者はスターリン一人、間違ったこと書いたらシベリア送り、矛盾があったらシベリア送り、つまんなかったらシベリア送り…という強烈なプレッシャーの下で執筆されております。そして、この報告書を読んだスターリンは「ん、面白かった。ヒトラーはやっぱ死んだんだね」と納得したわけですから…いわば編集・NKVD、校了・スターリンなんですかね。希有なヒトラー伝なんです。
ともかく、編集者の鑑のような仕事です。隅から隅まで面白い。(ただし、序文とまえがきはつまらないので、飛ばして読むほうがいいです。ここを過ぎて1章になるといきなり面白いですから)。なにしろ、ナチ党高官、将軍たち…登場するのはヒトラーはじめ歴史のスターばかりですからね。面白くないわけがない。
個人的には、ヒトラーが主敵としてたのはソ連であって、英米は「言うこと聞かないけど基本的には同盟者」と思ってたらしいのが面白かった。ヒトラー目線で叙述した東部戦線はわかりやすいです。また、英米軍がノルマンディに上陸すると「やったー!味方が来たー。これで対ソ戦は勝利だな」とでも言いたげなヒトラーの様子には驚きます。
巻末には詳細な関係者人名事典もついています。これだけでも3000円超の価値。映画「ヒトラー 最期の12日間」をご覧になった方は共感というか理解できるところが多いでしょう。英米の戦争映画のイメージは覆ります。いやー、歴史ってほんと面白いですね。

地図が要りますね
(2006-06-29)
ほとんどの内容が二人の当事者の証言に基づくので、若干の認識誤りがあるとしても、ヒトラーに関する第一次資料と言っていいでしょう。
ただ、
1) 注が大量にありますが、原本の注、編者注、訳者注の区別がわかりにくい(というかほとんど編注のようです)
2) 東部戦線の地名が沢山出てきますので、「独ソ戦全史」等の地図が手元に必須
3) 「編者あとがき」にもありますが、スターリンの嗜好に合わせているので、かなりバイアスがかかっております

もう一人の独裁者スターリンのためのみに書かれた秘密レポート
(2006-04-08)
同時代に生き、好敵手として戦い、おそらくは互いに相容れなくも、リスペクトさえあったのではないか?少なくともスターリンは私人としての嗜好,生活習慣等、ヒトラーには好奇心を抑えることができなかった。その結果編まれたのが本書という設定。国家規模の独裁者のための独裁者の暴露本である。本の大きさ膨大な脚注人名索引は素人には二の足を踏ませるが、文章は平易ですぐ半分くらいまで読んでしまう。秘密レポートにしては面白すぎです。

