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大崎 善生

講談社

カテゴリー:Book

セールスランキング:94976

税込価格:¥ 1,365  (定価:¥ 1,365)

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発売日:2006-07-01

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カスタマーレビュー

あとがきもいい。  (2007-11-14)
あとがきにしては長い、短編小説にしては短い、15Pの文章。
茂樹家族のその後、筆者の父親の話が書かれています。

レビュアーの個人的な事情が、当たりすぎる程重なり、滂沱なしには読めませんでした。
筆者の、客観的にしようとする抑えた筆致が、かえって家族とその周辺の様子を明るく照らしてくださいます。
とくべつな環境、でもそれは何気ないふつうの環境。それだけしか書かれていません。
その風景すべてが、美しい。

「誕生」内にある、ずらりと並んだ新生児たちの前で思い出した「ひとは何故死ぬのか」という
永遠の問いに対する回答のひとつが、胸に突き刺さりました。

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天使のような少年の切ない思い出/感涙必至のドキュメント小説!  (2006-09-18)
■作家・大崎善生の妻は棋士の高橋和。彼女は、幼少時の交通事故で足に切断寸前の大怪我を負い、十数回の手術を経た体験を持つ。

■二〇〇四年三月、彼女宛てに九歳の将棋ファン・杉田茂樹から手紙が届く。少年は彼女のファンで、サインを求めるものだった。彼は重い血液の病気で入院しており、このとき既に余命いくばくもない状態だった。茂樹少年は自分が死と隣り合わせにいるにも関わらず、手紙で彼女の足の具合を気遣う優しい心を持っていた。まるで天使のように。

■限られた時間の中で、文通が続く。病院訪問も考えるが、元気な姿で会いたいという少年の決意を尊重し、自粛した。

■そして五月末。茂樹少年から届いた手紙は、全身を襲う激痛と必死で戦いながら書かれたもので、字が大きく乱れていた――。奇跡を祈る大崎と妻。…やがて少年が天に召されたことを知らせる手紙が届く。過酷な状況でも優しい心を忘れなかった天使のような少年を追慕する表題作は、感涙必至のドキュメント小説だ。その他、人の生と死を静かに見つめる短編三作を収録。どれも大傑作。恥ずかしながら泣けてたまらなかった。

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これで小説と言えるのか  (2006-08-30)
ここには一つの実に感動的な話がある.ところが困ったことに,著者はこれを小説だと称する.そうならば,これは fictitious な作り話に過ぎないのかも知れない.もし本当にあった事実の描写なのであれば,この場合ノンフィクションだと称した方が,賢明なのではないか.むかし島崎藤村は姪と通じて子をなし,自身はフランスに身を隠し,後に 新生 という名の小説で一部始終を告白した.小説だとやられては追求のしようがない.こういう場合に私小説は威力を発揮するので,今回の場合は何の不都合もないのに小説だと言うとむしろ損をするだろうと思われる.

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