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アイテム詳細

福井 晴敏

講談社

カテゴリー:Book

セールスランキング:104679

税込価格:¥ 756  (定価:¥ 756)

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発売日:2007-08-24

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カスタマーレビュー

大震災の一側面  (2008-06-01)
昨年購入してから読む機会がなかったが、先日の四川大地震を切っ掛けにこの本を読んでみた。この本は、営業先の都庁で被災した主人公が、自宅の墨田区まで歩く行程を描いたもので、基本的には地上、主な幹線道路に沿ったルートから見た被害の状況が予想されている。この本の記述だけでどれほどのリアリティがあるかはわからないが、今、阪神淡路、新潟、能登、などの国内の地震、及び四川大地震の映像を見ることで小説の内容を補完することでリアリティは確保される。四川大地震と東京直下型の地震の最大の相違点は、後者が都市型災害であるということだが、本書ではそれに典型的な現象(例えばエレベータ閉じ込めや液状化現象など)は書かれているが、主人公のルートに沿った説明なために、重大な被害を受ける可能性のある地下街については書かれてていない。また、詳細な記述は地震発生から数日までなので、医療の問題、衛生面の問題、自衛隊の活動などについての具体的な話題が無かったのが残念。これらは四川や阪神では非常に重要な問題だった。

それでも、もちろん、東京直下型の地震被害の、単なる数値上の被害ではなく、「被害の実際」の具体的な例を提示したという意味で、本書は重要だと思う。

なお、本書でも紹介されている東京都都市整備局による『地震に関する地域危険度測定調査』(東京で何処が一番危険かの順位)の報告が今年の2月になされているので、各自チェックされたい。

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忘れた頃にやってくる。  (2008-03-17)
「週刊現代」2006年9月16日号〜11月4日号に連載されたものを単行本化。
福井晴敏のシュミレーション小説と解説コラムが1セットで、7章構成。
都庁で地震にあった主人公(会社員)が、墨田区の自宅目指して歩み始める。
地震に対する心構えの入門書。
マグニチュード8クラスの関東大震災が起きたのは1703年(元禄)、1923年(大正)であり、まだ来ない。現在対策が急がれているのは「首都(南関東)直下地震」でマグニチュード7クラス。発生確率は今後30年で70%!

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720円で危機意識を身につける本  (2008-01-18)
ここ最近読んだ中でピカイチに面白かった。いや役に立った(笑)

実にリアリティな設定の地震シュミレーション本。帰宅ラッシュが始まっている18時にもし震度6以上の地震が起こったら… エレベーター、電車、家では火を使い、繁華街も人ごみで溢れている。そんな中、新宿都庁から自宅のある曳舟までの道のりを現在の地震に関する情報とともに説明してくれる。どちらかというとお役立ち本。いままでどうにもならない災害の時の一冊はさいとうたかをの「サバイバル」だと思っていたが、この720円の薄い本一冊で足りるのだ。そして最後はハートウォーミングなラストを迎えるのは、さすが小説家といった感じだ。

ちなみに私の職場から自宅までは徒歩1時間半〜2時間くらいかと思います。

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復興するもしないも自分自身!  (2007-11-09)
大地震シュミレーション小説で、福井さんには珍しく短め。
でも、福井節は健在!おじさんと若者という相変わらずの設定なのだが
楽しめたし、ためになったし、ほろっとしました。
人は逆境にたった時にその本性が現れる。でも主人公はごくごく普通の人間で
迷い、戸惑い、血迷う。その中でも生きていく術を学んでいくものなのですね。
「ローズダスト」以来、久しぶりの福井小説でしたが、やはり福井さんは良い!!
短く、解かりやすい(地震解説は別の方です)ので、是非ご一読を。
さあ、地震の備えをして、次はガンダムだ!!

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福井史上最短  (2007-09-29)
短編集「6ステイン」を除けば、福井晴敏作品では
最も且つ圧倒的に短い作品です。
解説が章ごとにいくつかあるので、それを省けば160ページ弱。
亡国のイージスの、文庫本脅威の1000ページ超からすると驚きの短さです。

んが、短いからって物足りないわけではなく
福井作品のほぼ全てに共通していた軍事描写が皆無な反面
青臭いけどジーンとくる福井さんの文章が映えています。
ただ、シミュレーション小説と銘打っている通り
平成の今、関東大震災が起きたら・・・と言う想定を
西谷久太郎に歩かせている形で、「お話の作り」と言う意味では、当たり前ですが物足りない面も。
恋愛があるでもなく、人と人の深い意味での人間関係も特には描かれません。
いわゆるエンターテイメント性もほとんど皆無で
良くも悪くもシミュレーション小説に徹している印象です。
しかし、最後の方は思わず落涙。

文書はもう正に「福井節」なので、ファンなら絶対買いですね。

それにしても
西谷久太郎=「サイヤク」=災厄
甲斐節男=解説男
なかなかふざけたネーミングです(笑)。

値段が安くページも少なく、あっさりと読めて為にもなるので
オススメです!

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