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講談社
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カスタマーレビュー ![]()
やや物足りない内容
(2005-10-14)
最近書かれたものなのに質的にも量的にも当時の立花隆の著作に比べて物足りなく感じました。特に前半のロッキード裁判に関しては。
ただ後半は角栄の半生について記述されており、田中角栄という人物を知るには良いと思います。個人的には「金権」を肯定的に捕らえており新鮮でした。
また、立花隆の「ロッキード裁判とその時代」や「巨悪VS言論」の田原総一郎の田中角栄インタビュー批判も合わせて読むと考えの幅が広がると思います。

コストパフォーマンスは低い
(2005-01-03)
前半は、ロッキード事件は冤罪で検察の捜査はでっち上げだったということ、アメリカに嫌われていた田中角栄はハメられたのかもしれない、というようなことが、細かい例や証言をあげつつ、語られていく。
続いて逮捕後も力を持つ続けた田中について、その力の源泉はエリート社会の外側にいつつ、法律を良く勉強し、官僚を巧く使い、地元に貢献し、味方の政治家に金をばら撒いたことであった、という巷で何度か聞いたような話になる。
まとめとして、かつては地方を東京と同じような生活レベルにするという田中角栄のコンセプトはアリだったが今はナシで、田中角栄の編み出したシステムも終焉を迎えつつあること、が語られる。
個人的に目新しい話題だったのは、ロッキードの裁判結果に異を唱える検証部分。しかしコストパフォーマンスは低い。角栄ファンや昭和事件ファンにとっても同様ではないかと思うが、どうだろう?初めて田中角栄という政治家にアプローチする人にとっても、イントロが裁判ネタというのは冗長でワクワク感の欠けるノンフィクションになってしまう気がする。

