

アイテム詳細
講談社
カテゴリー:Book
セールスランキング:176519
税込価格:¥ 730 (定価:¥ 730)
1500円以上国内配送料無料(一部例外あり)でお届けします。
発売日:2005-02
通常24時間以内に発送
※「アマゾンのカートに入れる」ボタンは、この商品をアマゾンのカートに追加するものです。気になった商品をカートに追加しておき、後で購入手続きをすることができます。

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

カスタマーレビュー ![]()
映画を観た後でも楽しめます!
(2008-01-22)
映画化された『ローレライ』の原作本です。文庫本で4冊組のうちの第3巻です。2巻と同様に500ページ近くあってぶ厚い文庫本ですけど、2巻と違って重い内容が続きます。
原爆が次々と日本に投下される中、ローレライが日本から3000キロも離れたウェーク島に向かう様指示した軍令部の朝倉大佐の陰謀が明らかになります。
国家としての切腹を日本にさせようとしる朝倉大佐の陰謀と真っ正面から対抗する絹見艦長と折笠少年兵、潜水艦の奪還のシーンに行き詰まる思いがします。
このシーン、映画ではアメリカ艦隊に遭遇した時に起こりますが、原作は全然違った状況と展開になります。
映画を観た後でもこのシーンは楽しめます。

ノンフィクションとフィクションの絶妙なハーモニー
(2005-11-13)
第24回吉川英治文学新人賞受賞作品
第21回日本冒険小説協会大賞受賞作品
「宝島社 このミステリーがすごい!」 2004年度 第2位
「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 2003年 第5位
「ミステリチャンネル 闘うベストテン2003」 第2位
「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 総合ランキング 第16位
「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 ミステリー&エンターテインメント部門 第25位
本書では、日本人ばかりでなく、世界中の人々が忘れてはいけない日・1945年(昭和20年)8月6日についての記述があります。
私のような若輩が持っている「あの日のできごと」についての知識は、映像ないし伝聞で得たものですので、たかが知れてます。
そんな私は、本書における「あの日のできごと」についての詳細な記述に圧倒されました。
読んでいて、人々の息遣い、一瞬一瞬の風景の変化等々を直接自分の肌で感じているような気さえしてきました。
この部分はノンフィクションだと思います。
一方、その周りで展開される物語はもちろんフィクションです。
フィクションの中にノンフィクションがうま〜く織り込まれています。
そのため、読者に対して投げ掛ける『何か』がより鮮明になってくるような気がします。
福井晴敏氏の作品全般に言えることですが、読んでいてドキッとすることが本当に多いのです…
それは、誰もが本来、目を背けてはいけないはずなのに、見ない振りをしがちな問題に正面から一石を投じているからだと思います。
福井晴敏氏の織り成すノンフィクションとフィクションの絶妙なハーモニーを是非味わってみてください。
ソレデハ…

南国で読んだ『椰子の実』のくだり
(2005-10-04)
実はずるい読み方をしてしまいました。2巻を読み終えた時点で2人の主人公の行く末がどうしても気になり、4巻の結末部分を先に読んでしまったのです。
しかし結末を知ってなお、3巻は途中で置くことを許してくれないくらい、迫ってきました。それこそ、カバンに入れて持ち歩き、寸暇を惜しんで読み進めましたもの。
ちょうど、パプアニューギニアへ出張中だったことも重なり、乗員挙げて『椰子の実』を唱うくだりには、涙がこぼれました。
時代考証、事実確認というのは、歴史小説の絶対条件です、おそらく。なまじっか第二次世界大戦という、まだまだ生き証人も大勢おられる舞台であるだけに、厳密でないことが気になる点も確かにあります。
しかし、ローレライという秘密兵器の存在自体、どうにもこうにもフィクションです。なので、ま、いっかと、私は純粋に楽しみました。

う〜ん、羨ましい。
(2005-08-09)
皆さん、何だか大変感動しておられる様で、私などとても羨ましいです。
他の何人かの方が書いておられますが、個人的には用語の誤りはまだ耐えられました。
しかし、環境や場面のやや無理のある設定、特にウェーク島の士官連が全員?米軍スパイと言うくだりは、説明が一切ないまま話がどんどん進み、何故ウェークが米軍のスパイだらけなのか?、どうやってここまでやってきたのか?、それ以前に彼らは日本人なのかアメリカ人なのか?、さっぱり理解できませんでした。
結局私は、この設定の説明箇所が発見できず、また何故なのか理解できなかったため、3巻で脱落してしまいました。(全巻購入していたのに、勿体無い・勿体無い(笑))
最後まで読破されて、尚且つ感動された方は、この難解な件を理解されたのですね。
まったく羨ましい限りです。
で、また他の方の引用で恐縮ですが、この本『第二次大戦と潜水艦と女』をだすという条件を出されて、執筆された作品とのなのですか?
う〜ん、ちょっとびっくりですねぇ。
でも、強引な設定も、これを聞けば納得。
というか、こういうことを平然と解説に書かれているのを知ると、ちょっと興ざめです。
最後まで読まずに居て、良かったのかも?(笑)
この本で感動された方、下記の書籍をお読みになられると、もっと感動できると思いますよ。
もっとも、一種はコミックですが・・・。
・楳本 捨三氏 著 『井坂挺身隊、投降せず―終戦を知りつつ戦った日本軍将兵の記録』
・赤羽 礼子氏,石井 宏氏 著 『ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子』
・高橋 慶史氏 著 『ラスト・オブ・カンプフグルッペ 正・続』
・牛島 秀彦氏 著 『消えた春―特攻に散った投手石丸進一』
・土井 全二郎氏 著 『歴史から消された兵士の記録―無名戦士が語る最前線の実相』
・佐藤 和正氏 著 『最後の関東軍―勝どきの旗のもとに』
・天沼 俊氏 著 『戦空の魂』『戦空の魂-21世紀の日本人へ』
何れも、荒唐無稽な作り話ではなく、事実又は事実に基づいたフィクションです。
是非ご一読頂きたい。
ところで、このローレライという装置、滝沢聖峰氏のデビュー作『キ−108改・帰還セズ』にかなりヒントを得ているように思うのですが、私の勘繰り過ぎでしょうか?
あ、書評ですよね。(笑)
上に記した様に、設定の説明が不足している上、用語誤りや強引な設定等々、読むのにかなりの労力を要します。
しかし、用語誤りや強引な設定を気にしなければ(笑)、2巻までは結構わくわく出来ました。
と言うことで、ちょっと甘めに☆2つ。
最後に、かなり強行に自分の考え方を押し付けるカスタマーが居られる様ですが、私など心が死んでしまっているのですね。(笑)
上記の書籍を読むんで、かなり感動したのですが・・・。
反省・反省(笑)

このようなすばらしい作品に出会えるから、読書はやめられない
(2005-04-27)
第24回吉川英治文学賞受賞2004年度 このミス2位、文春2003ミステリーベスト10で5位。
1945年8月、終戦を間近に控えた日本では、未だにあるべき終戦の形が見えないでいた。そのさなか、「我々は見つけなくてはならない。空前の飢餓に耐え、なお人にあり続けられる尊厳の在り所を。日本民族を百年先まで生きながらえさせる方法を」と語り、在るべき日本人の姿を取り戻すため、「国家の切腹」を断行しようとする浅倉。そして、終戦後のソ連との関係をにらみ、在るべき終戦の形を模索し、かつ「ローレライ」を手中に収めようとするアメリカ。様々な思いが交錯し、戦争の勝敗とは無関係に、広島・長崎よりも多くの日本人の命が、無駄に失われようとしていた。傷だらけの伊507はこれを阻止することができるのだろうか?
先に書いた「亡国のイージス」だが、私にとっては文章を読みづらく感じ、世間の評判ほど面白いとは思わなかった。しかしながら、私と同様の感想を持った方も、心配することなく是非購入して頂きたい。最初の51ページ(序章)は、前作同様若干読みがたいが、ここをすぎるとあとは本を置くことが困難になる。ただし1000ページを超える本作品を一晩くらいの徹夜では読み終わらないと思うが・・・。この本を読んでいると、頭の中を「椰子の実」のフレーズが流れ続ける。
このようなすばらしい作品に出会えるから、読書はやめられない。久しぶりに読書の喜びを実感できた作品であった。

