

アイテム詳細
講談社
カテゴリー:Book
セールスランキング:5594
税込価格:¥ 790 (定価:¥ 790)
1500円以上国内配送料無料(一部例外あり)でお届けします。
発売日:2005-08-12
通常24時間以内に発送
※「アマゾンのカートに入れる」ボタンは、この商品をアマゾンのカートに追加するものです。気になった商品をカートに追加しておき、後で購入手続きをすることができます。

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

カスタマーレビュー ![]()
時を超えて生きる…
(2008-11-09)
本作は、親子愛と、与えられた生命を前向きに生きる尊さとを、
ある女性の失踪事件と交えて描いた、心に残る小説です。
難病を抱えた17歳の息子を看病する宮本夫妻。
夫は20年以上前の不思議な出会いと冒険談を妻に語りかける…。
己の過去を呪い、浅草界隈で行き当たりばったりな生活を送る拓実は、
花やしきで時間をつぶしているうちに、トキオと名乗る不思議な若者と出会う。
やけに親しげなトキオに戸惑う拓実であったが、
同時期に、それまで物心両面で支えてくれていた恋人の千鶴に愛想を尽かされる。
しかし、拓実と別れて大阪に向かったらしい千鶴は、
何らかの事件に巻き込まれたようだ…。
そこから、拓実の千鶴奪回作戦と、
トキオの行動を媒介とした、拓実の過去の探索とが並行的に進められていく…。
トキオが何者なのか、そして物語がどのように収束していくのかは、
序章と、マイケル・J・フォックス主演の某有名映画あたりから容易に推測がつきます。
また、正直、千鶴を巡るストーリーは要らないのでは、と思えなくもない
(もっとも、大阪で出会う竹美の言動は魅力的)ですが、
それとは別に、親子愛を描く数々のシーンにKOされてしまいます。涙腺が刺激されます。
「秘密」同様、親子愛を描くためにファンタジックなアイディアが導入された作品です。
ただし、今回のアイディアには過去の改編など様々なパラドックスが絡みます。
必ずしも、その辺の処理が完璧でないようにも見受けられるのですが、
本作の家族愛や運命といったものに対するメッセージ性の素晴らしさの前には、
大した問題ではないと思えます。「秘密」と並び、個人的に一押しの作品です。

未来
(2008-09-10)
めちゃくちゃ泣きました。とにかく、中盤は長いですが、読む価値あります。
時生の生きる事へ対しての想い。こんな時にしか気づけない自分が嫌ですが、生を与えられた限り精一杯生きなくちゃ、とありきたりな感想ですが、心の底から思いました。
成人することなく生涯を終える。それでも両親に感謝の意思を持ち、伝える事なんて果たして同じ立場になった時に思えるだろうか。
明日だけが未来じゃない。
ラストの一行、涙が止まりませんでした。

親子の絆は深いですね
(2008-09-04)
若いころの拓実の行動、言動には本気で怒りを覚えてしまうほど、自己中心で自分勝手な性格だったので、冒頭のシーンと本当に同じ人物なのか?と思ってしまうほど、ギャップがあった。そんな拓実がある日花やしきでトキオと名乗る少年と出会い、自分の出生のこと、千鶴のこと、仕事のこと様々なことに対して考え方を改め、更生していく様子は感動した。特に産みの母須美子の拓実に宛てた手紙の内容はみなさんにも是非読んでもらいたいです。

なかだるみ
(2008-08-30)
親子愛を描いている点では共感できたし、
琴線に触れた感がします。
作者の心の機微の描き方は基本的に好きです。
ただ、ストーリー展開として、大の大人が
探偵よろしくドタバタと主人公の彼女を
追跡するくだりが長過ぎて疲れた。
あれは何の為に必要だったのでしょうか。

物語を貫くのは愛情
(2008-05-27)
時間軸を思いのままに操りながら展開される話にぐぐっと引き込まれました。
ミステリー作家だけに、少しずつ明かされていく事件の真相と、
出生の秘密にもなかなか興味をひきつけられました。
親子の愛情、恋人同士の愛情。物語を貫くのは、「愛情」に胸を熱くさせられます。

