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講談社
カテゴリー:Book
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発売日:2007-11-22
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カスタマーレビュー ![]()
ルクレツィア
(2008-05-01)
様々な意味でそのミステリアスな関係が
物議を醸してきた妹、ルクレツィアの登場。
兄が妹に恋慕したとか、犯したとか、
相思相愛の近親相姦だったとか、プラトニックだとか、
本当にいろいろな憶測は現代においても絶えないが、
カラー扉絵の二人の肖像はたいへん官能的です。
それからつづく話のながれからみて、どうやら
総領版ではルクレツィアの“思慕”がキーになりそうな予感だ。
にしてもラストはたいへん気になる終わり方。
早く次巻がよみたい!

チェーザレとミゲルの「信頼関係」
(2008-02-23)
この巻のミゲルの「(チェーザレを)尊敬などしていない」「人としてはどうかと思う」の言葉には意表を突かれました。
それは3巻の最後で描かれた、ミゲルがアンジェロに「チェーザレをあまり信用するな」と忠告する様子について、「自分であればチェーザレが権謀術数を使うことも受け入れられるし尊敬できるが、お前は理想化し過ぎているので信用し過ぎたらかえって失望する」というニュアンスなのだろう、と個人的に解釈していたからです。
これは「ミゲルはチェーザレをドライに見ている」「チェーザレもミゲルを友情で結ばれた関係とは思っていない(利用価値がある人間としてのみ見ている)」という意味だと思いますが(少なくとも作者はそう描こうとしている)、そうなるとその後のミゲルのセリフにあった「信頼関係」という言葉がふさわしくないように感じ、「これでは信頼関係と呼べるほど強固なつながりにならないでは」と思ってしまったものです。
ただ、その後で気づいたのが「チェーザレもミゲルも進むべき目標や目的が重なっているところがあり、これが大きいのでは」ということです。3巻でのチェーザレのセリフ「意思を持たぬ者など誰が信じるか」にあるように、人間というのは「明確な目的を持ってそれに向かっている傾向」があれば行動が読みやすく、自分と目的が一致していればその人に安心して任せられるところがあるものです。
自分と共通した目的を持って邁進している人間であれば、尊敬の念や友情がない打算の関係であっても「信頼関係」を持つことができ、「無意識に従っているだけ」の信頼関係よりもよっぽど強固な結びつきになる。それに気づいた時は「なるほど。こういう信頼関係もあるんだな」と納得させられるような思いになったものです。
今後、この二人の「重なっている目標や目的」や「信頼関係」が見事に描かれることになった場合、この作品は相当質の高い物語になると思います。

遠くて近い、チェーザレとアンジェロ
(2007-11-30)
3巻で一挙に加速するかに思えた展開はルクレツィアをめぐる思い出話などの挿入でで少しペースダウン。チェーザレとアンジェロの独特の距離感を感じる巻になっている。ルネサンスの意味について、チェーザレがアンジェロから知らず知らずにインスパイアされてゆく流れがいい感じ。

彼の悪さえ美しい
(2007-11-25)
ルクレツィア登場です。「兄上を理解できて兄上の力になりうる女は多分―この世に私しかいないわ」と堂々とした発言。こんなルクレツィアを待っていました。ほかにもホアンが登場し、幼い頃は仲の良い兄弟であった様子でした。
塩野七生さんの「チェーザレあるいは優雅なる冷酷」を読んで以来、もはやチェーザレに恋をしてしまったかのようにのめりこんでいた矢先、この漫画の存在をしりました。活字も読みますが根が漫画っこなので、まさか漫画でこの人の人生が描かれているなんて思いませんでした。しかも内容も本格的で、すごくうれしいです。
なぜチェーザレは悪として描かれることが多いのだろうか…彼の残酷さは決して無意味な残酷さではなく、必ず理由がある。彼の美しく哀しい生き様を知ったとき、彼の行った悪さえ美しく見えてきてしまうほど。このペースではだいぶ長く続きそうですね。首を長くして次巻を待ちます。
あ、川原泉さんの「バビロンまで何マイル?」もぜひ。これがチェーザレを知るきっかけの本でした。ここでもチェーザレは絶対的な悪として描かれてないので、大好きです。もっとチェーザレの人生を扱った本はないのかな…

世間知らず
(2007-11-24)
貴族には分からない庶民の暮らしが描かれている。それでも賢明に理解しようとするチェーザレの姿がけなげにさえ思える。
好奇心の塊はいつでもどこでも興味が尽きないのだ。

