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講談社
カテゴリー:Book
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カスタマーレビュー ![]()
ヒューマニズムの具現者
(2006-09-02)
主人公の一人、角松の行動は草加と比べると、一見明確なヴィジョンも無く、思想も無く、感情だけの行き当たりばったりで何やらよく分からず喘いでいる様にしか見えないかも知れない。実際行動が矛盾していないかと疑える部分も無きにしも非ずだ。しかし角松はヒューマニズムの具現者である。人間とは愚かな生き物である。しかし全ての者が持っているであろうヒューマニズム。それを体現するこの物語には無くてはならない存在である。物語の序盤で角松が草加に対して言っていた「お前がやろうとしている事、それはジャンケンの後出しだ」という言葉。まさにその通りである。角松という存在が無ければ、この物語はただのジャンケンの後出しのアメリカに対して敗戦国日本が抱いた、恨みつらみの痛快娯楽物語でしか無い。起こるべき未来を知っている草加、理想を実現させるにはまさに草加は神である。「みらい」乗員と比べて迷いも無い。しかし神になり得る草加は邪魔者を抹殺出来る状況にありながら、角松を生かした。神でなく人間である草加にあるべきヒューマニズムから生まれた、その具現者である角松を生かした行動がこの物語のテーマ性に深く絡んでくる。物語の終末はどうなるのか?いまだ作者のみぞ知る事だが、先を見守っていたい。ただ私的には「なるようになるのだ」という部分にまで行き着いて欲しいが、どうだろうか。かわぐちかいじという人間の器を今の所、私には知れない。

角松の考える勝利とは
(2006-07-17)
この巻には「みらい」が活躍する戦闘シーンは収録されていません。私はなんだかんだいっても、そういうシーンが好きなので興奮度には欠けます。しかし来るべき決戦へ向けて、一度割れた「みらい」がひとつにまとまるのか?いろんな想いをもった乗員が色々なアクシデント、行為によってひとつの方向に向かうのかも?って予感させる巻です。
角松の考える勝利とは、今後もはっきりとは明らかにされないんではないでしょうか?明らかにされたときには「ジパング」終わっちゃうかも(笑)
私的には、今の国際情勢を見ていてもそうなんですが、主義や主張にこだわり過ぎて大事なもんを見失ってるんではないか?そう、角松は教えてくれるんではないか?そんな気がしております。

情報流失? 今更、なんの憂いがあるんだ?
(2006-06-25)
正直、みらいは痕跡を各地、あらゆる場所で残している。
今更、それを憂いて何になる訳?
最近、角松を見ていると、彼、軍人ではなく危険な思想家だ。
何故、カメラマンからフィルムを奪わなかったのだろうか?
角松は言ってる事と行動が酷く矛盾する。菊池以外の自衛隊員は反発しないのだろうか?
不思議過ぎる。
頼むから、角松。草加の言うような明確なビジョンを見せてくれ。
『核は嫌だ。核は嫌だ!』って反対するだけなら誰でも出来るよ。

再びの
(2006-05-04)
やっと角松が「みらい」に帰還したかと思いきや・・・。
この展開は正直予想していませんでしたし、
「あとひとひねり」が冗長ではなく興味深い。
余談ですが、桃井さんの昔看護師は裏の裏的にアリ×2です。

