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集英社
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カスタマーレビュー ![]()
素直な人だな
(2008-09-05)
恥の多い人生を送るすべての人に
読んでもらいたい。
特に,最近の厚顔無恥の政治家さんに
おすすめ。
臆病=悪で,図太い=善なのか。
少なくとも現代社会はこの構図が当てはまる。
「神様のようないいコ」は決して長生きしない
(できない)世の中だろう。

自分自身を感じること
(2008-08-07)
道化を演じて、自分の心を欺いていることに罪悪感を持っている。
女ひとり守れない。
自分の弱さが自分を殺してゆく。
突き放しているわけではなく、もちろん自分の中にも弱い、共通する部分があるのを感じます。
でも、主人公は弱さのまま、ただ流されるまま生きているだけ。
それをすごいともクールだとも思いませんし、可哀想だとも思いません。
本当に弱い、自分勝手な、格好の悪い人間だと私は思います。
だけど、ここまで自分の心に忠実に、全てさらけ出してくれると逆に潔い。
人はそれぞれ、弱さや小汚さは多少なりとも持っていますが、それを認めて隠さず文章にするのは色んな意味で怖くて簡単にできることではありません。
それをここまでやってしまう。
そのことは小説として、本当にすばらしい。
この世にあるべき小説だし、永く支持されるのもわかります。
ただ、読み方、受け取り方はそれぞれだと思います。
どれが正しいなんてない。
人それぞれ、またそれぞれが時を重ねて見えてきたりするものもあるのでしょう。
若い時に読んだ時、この小説は全く理解できませんでした。
20年を経て読んで、ここに書いたように意識は変わりました。
これからもきっと見方は変わるでしょう。
自分の変化とともに見方が変わる。
何年も経ってまた読んでしまう。
そんな小説は少ないです。
それに気付いた時、この小説のすごさを知りました。
またいつか読み返した時自分はどう思うか。
それは小説に対してだけでなく、自分自身を感じることでもあるのかも知れません。

表紙について
(2008-07-31)
このように主人公と思える人物(よくわからない)を表紙において、その人物に対する個人的な想像を邪魔する結果にはならないだろうか?
毎回この本を手にするたびに嫌でも目に入ってしまう状況を作るのはどうだろうか?
作者に失礼だと個人的には思ってしまう自分はこの一連の商法を少し嫌に思ってしまっている。この表紙は太宰治となんの関係もない。
といっても著作権消えてるから表紙に許可いらないけどね・・・。
この表紙になる前に読んでおいてよかったとは少し思います。
この作品に非常に思い入れがあるので書きました。初レビューです。

買って損なし、読んで損なし。
(2008-06-06)
青森に旅行に行った際に、
せっかくなら青森出身の作家の本を、と思い
じつに十数年ぶりにこの本を再読しました。
賛否両論ありましたが、
プロローグの三葉
(写真の数え方が「枚」ではなく「葉」というのもこの作品で知った)の
写真のエピソードを象徴する装丁のイラストレーションは
なかなかいいセンスだと思います。
女性を惹きつけてやまない、
主人公の流転の日々に
時間を忘れて再び魅せられました。
さらに、この文庫の素晴らしいところは解説にあります。
これの有無で、私は新潮文庫ではなく集英社文庫を選びました。
太宰治の自殺の理由に関しては
謎な部分もいまだありますが、
この作品を描ききったことへの
満足感があったのではないかという
気がしてなりません。
「太宰治」というと、『走れメロス』を
学校で習ったことで敬遠してしまう方もいるかと思いますが、
半世紀以上も昔に書かれたとは思えないほど、
『人間失格』は読みやすく、得るものが非常に多い小説です。
若い人にももちろん読んでほしいけれど、
何歳の人にも読んでほしい、
そう思わせる一冊です。

最低だよ
(2008-04-12)
表紙を人気漫画に変える?
こういう安直な商売は本当に失礼ですよ。
買った人間も企画出した人間も恥じなさい。

