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Chris Hedges 伏見 威蕃

集英社

カテゴリー:Book

セールスランキング:97786

税込価格:¥ 1,890  (定価:¥ 1,890)

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発売日:2004-06

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カスタマーレビュー

アメリカ人向け  (2007-09-27)
 戦争についてのQ&A集。これからアメリカ軍に入隊しようとしているアメリカ人のための予備知識集といった感じでしょうか。
 内容についての信頼性は、それほど高いとは思えません。例えば「戦争の定義」についても「1000人以上の命が奪われる激しい紛争と定義されている」と…? 戦争を定義するということは、戦争とは何かということを理解することでもあるので、少なくとも、どうして1000人なのかを説明する必要があると思います。
 そのほかの項目についても、きちんとデータに基づいているのか、それとも著者の主観で書かれたものかが判然としません。アメリカ人の常識に基づいて省略されているところもあるのか、日本人にはわかりにくいし誤解を招きやすいと思います。
 日本人には鍛冶俊樹『戦争の常識』をお薦めします。P.W.シンガー『戦争請負会社』を併せて読むとより良いと思います。

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アメリカのすべての人が・・・  (2005-05-10)
ざっと3分の1は知らなくても問題がなかった。3分の1は既に知っていることで、淡々とQ&Aが続く。読む必要のある人は読むべきだが、すべての人がっていうのは言い過ぎだろう。

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「本当の戦争」の姿は見えてこない.  (2005-03-23)
「本当の戦争」という表題に興味を覚え,手に取ってみた.しかし,著者の主観的見解は乏しく,ただ知識の羅列,つまり用語集のような箇条書きの知識を並べたにすぎないと思える.
むろん,そのような知識を否定するつもりはないが,戦争は,皮相的な知識の羅列で捉えられるような単純明快なものではないことは確かである.
この書籍のタイトルは「本当の戦争−すべての人が戦争について知っておくべき437の事柄」である.しかし,すべての人が戦争について本当に知らなくてはならないのは,このようなことではなく,悲惨さや傲慢さ,それ自体の不合理さという客観的に捉えがたい姿ではないだろうか.

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イデオロギーや物語を抜き取った“本当の戦争”  (2004-12-01)
Q:戦争とはなんですか?
で始まり、
Q:軍服はずっと持っていてもかまわないのですか?
で終わる、戦争に関する437のFAQ。

ちなみに最初の答えは、
「A:1000人以上の命が奪われる激しい紛争と定義されている。」である。

 こんな基本的な定義すら多くの人は知らないはずだ。意に反して戦争に巻き込まれた人々はともかく、自ら兵士として戦場に赴く人、テレビやインターネット越しにある種“対岸の火事”としてイラク情勢や世界各地の紛争を見聞きしている僕たちも、“本当の戦争”を知らない。
 この本からは、“イデオロギー”や“物語”を抜き取った戦争のマテリアルが見えてくる。戦争の物語性を徹底的に排しているから読み物としては面白くはないが、ハンドブックとして一通り読んでおく価値は充分にある。踏み込んだ取材やデータ収集のアウトプットを、このような極力客観的な書物に仕上げた著者の意図に共鳴する。

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「戦争は悲惨だ」という言葉を使わずに戦争の悲惨さを説く書  (2004-08-07)
 世界中の紛争を長年にわたって報道してきたピューリッツァ賞受賞記者クリス・ヘッジズによる「What Every Person Should Know About WAR」の日本語版。437のQ&Aで戦争の真の姿を炙り出そうという著作です。

 最初の問いは「戦争とはなんですか?」という至ってシンプルなものです。正解を読む前に私なりに答について考えを巡らせてみましたが、“国家と国家が兵器を用いて云々…”というところで詰まってしまいました。しかし本書の答は、問い同様にシンプルなものです。
 「1000人以上の命が奪われる激しい紛争と定義されている。」

 本書はことほど左様に各問いに対して上記のような百科事典風定義をはじめとして極めて冷静な説明文が続きます。

 たとえば、調査統計資料風の文章:
  「体のどの部位を負傷する可能性が高いか」
  →「すべての負傷の40%が爪先から太腿までの怪我」

 もしくは訓練マニュアル形式の文章:
  「劣化ウラン汚染の回避方法は?」

  →「破壊された戦車の清掃や砲弾の撤去を命じられたら化学防護服を着ること」

 はてはテレビ・ゲームのルール教則本のような文章:
  「攻撃目標にしてはいけない建物は?」
  →「教会や学校、病院や歴史的建造物」

 本書には拳を振り上げながら声高に戦争反対を叫ぶ文章も、軍事力増強の重要性を説く文章もありません。ひたすら淡々とした筆致で戦争というものを437の多面体として捉える作業が続くのです。

 しかし不思議なことに、戦争を「説明する」文章を通読していると私はあたかも苛烈な戦場の渦中にいるかのようなうすら寒さをおぼえたのです。いかに淡々と説明しようとも戦争というものが人間性を瞬く間に破壊してしまう狂気に満ちた行為であることは覆い隠しようもないのです。そのことに改めて気づかされる実に巧妙な構成をもった書物だといえます。

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