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小学館
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避けて通れないことだから
(2006-02-18)
故伊丹十三監督の「葬式」と言う名画があったが、これは、カルカチャイズされたお話であった。
さて、この本は、日本における「葬式産業」を明らかにした、本として、黒木昭雄さんの「葬式の値段にはウラがある」とセットで読むべき本だろうと思う。
「葬式産業」はおそらく、日本の葬式についての考え方が改まらない限り、「人の不幸に漬け込んだ」でも「面と向かって文句の言えない」産業として、少子高齢化社会で生き残っていくのだろうと思う。
理屈は別にして、仏教が江戸時代に骨抜きにされたこと、都市化というか「隣近所の付き合い」が薄れたことで、「葬式」は、業者に頼らざるを得なくなった。その業者を含めた「葬式」の実体をあからさまにした点で、この本は、極めて意義深い。
人の「死」を商売にすることは、果たしていいのだろうか?金で解決することが亡くなった人に対する「供養」になるのだろうか?
松竹梅の値段で事務的に葬式をするくらいなら、昔ながらの単純なお寺さんとの打ち合わせだけの葬儀が、本当はいいのではなかろうか?
結婚は経験しなくても、葬式は絶対に経験するのだから、こういう本は、そのときになる前に読んでおくべきではないかな。私のように遺言で一切の葬儀をするなと書かない限り。

