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小学館
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発売日:2008-04-26
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タイトル通りの“躍動する”中世が面白い
(2008-05-12)
平安末期から室町中期頃までを記述する歴史書では、
政治史を中心とすると、どうしても“国会中継”のようになってしまう。
対立があってやりあっているのに、血が通わない、実感が伴わない。
それに対して「躍動する中世」とはうまく言ったもので、
絵画資料も巧みに配してあり
描かれた人々は表情豊かに、まさに躍動するさまが見て取れる。
第四章 中世の生活と宗教
第五章 列島を翔る人々
第七章 中世の環境と社会の変化
は、これまでにない、身体性、空間性などを明らかにしている。
類書が無いとは言わないが、
章立ての斬新さ、テーマに沿った時間軸など、
本全集の意図がよく表されている、“面白い”一冊である。

絵巻に描かれた人々の表情をじっくりと
(2008-05-06)
確かに歴史的主人公についての記述は少なく、人々のくらしや文化的な背景について文献、
絵巻から詳細に考察され、披瀝されています。
なるほど絵巻の見方、それから分かることなどは参考になります。
また「仏教信仰の展開」で、「生身」「身体」の視点も驚きでしたし、
武士が懸命に官僚制をつくり上げていく過程にも新鮮なものがありました。
多くの知識を得ることができました。
ただ、何かもう一つ、このシリーズの目的、意図から求めるなら、現代への伏線、
現代の鏡と感じるような記述も期待したい所です。
P371の表は、今日この時点では???です。
「本巻で記してきたのは、じつは中世のほんの一端にすぎない。
つぎの巻からは、中世の時代をさらに詳しく探ってゆくことになる。
違った角度から見ると、また違った新鮮な中世の像が見えてくる。
ぜひとも、期待して欲しい。」P373
大いに期待しています。

