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宮沢 賢治

新潮社

カテゴリー:Book

セールスランキング:3347

税込価格:¥ 420  (定価:¥ 420)

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発売日:1989-06

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カスタマーレビュー

星に願いを  (2008-10-14)
『ぼくはおっかさんが、ほんとうに幸いになるなら、どんなことでもする。けれども、いったいどんなことが、おっかさんのいちばんの幸せなんだろう。』

『けれども、誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸せなんだねえ。』

「…もうこの人のほんとうの幸いになるなら自分があの光る天の川の河原に立って百年つづけて立って鳥をとってやってもいいというような気がして…」

『僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸いのためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。』

『けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。』

こんなフレーズが度々出てくる。36歳で早世した賢治の終生変わらぬテーマだったのだろう。

皆の幸せに役立つことをしよう、世の中を少しでも良くするために生きたい、とはおそらく幼い頃は一度は考えることだと思うが、これを持続していくことはとても凄いエネルギーが要るはず。恐らく、今の時代はなおさらに…。

「銀河鉄道の夜」以外も「よだかの星」や「セロ弾きのゴーシュ」など佳編が多い。自身の子供が大きくなったら読ませたいと思うが、これはむしろ、大人が読むべき童話、というか寓話集だろうと感じた。

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癒される  (2008-09-21)
とても美しいお話です。そして、優しく、暖かいです。僕は24歳になって初めて宮沢賢治を読みましたが、この本がきっかけで大好きになってしまいました。

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宮沢賢治の世界  (2008-04-16)
私は恥ずかしながら37年間生きてきて始めて宮沢賢治を読みました。今まで宮沢賢治の本を読まなかったのは余りにもメジャー過ぎる事と、宮沢賢治=児童が読む童話というイメージを勝手に植えつけていたためです。実際に銀河鉄道の夜をはじめ本書にある短編を読んで強く感じた事は「宮沢賢治の世界」というものです。宮沢賢治でなければ描く事のできないワールドです。私は本書の各短編に興味を持つというより、宮沢賢治そのものに大変興味を持ちました。どうしたらこのような優しい気持ちになれるのか?このような美しい世界を想像する事が出来るのか?どうしたらすべての生きとし生けるものに対して無条件の愛情を注ぐ事が出来るのか等々。いつの間にか汚い大人になってしまった自分を反省させられる本でした。

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子供の頃、見上げた夜空の郷愁  (2008-03-23)
 子供には夢を見る才能があって、夢には翼がついていた。空想と夢で、どこまでも瞬時に羽ばたくことができた。そんな時期が終わりを告げる頃は、生きていくことの意味や友人がいても最後は一人で選んで決めて、道をつくっていかなければいけないことを知り始める時期とオーバーラップする。そんな少年期の、刹那の夢と友情が、儚く綺麗です。
 そして勿論、銀河鉄道の行路となる光景が、すばらしく美しいです。

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真っ透明な世界  (2008-01-29)
月並みな言い方かもしれませんが、底知れぬ美しさと哀しみに涙が止まりませんでした。
こんなに胸をまっすぐに通ってきた小説は初めてです。
賢治さんのとある詩の一節に、「かなしさは空明から降り」というのがありますが、この小説のジョバンニの哀しみも空明。一点の曇りもない、不純物の一切ないものだと感じました。あまりの幻想美に終始くらくらしっぱなし。活字がこれほど美しく変じる本は初めてです。
これからどんなに歳をとっても、鞄の奥にそっといつまでも忍ばせておきたい一冊です。

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