

アイテム詳細
新潮社
カテゴリー:Book
セールスランキング:80300
税込価格:¥ 580 (定価:¥ 580)
1500円以上国内配送料無料(一部例外あり)でお届けします。
ポイント:5 pt
発売日:2000-03
通常24時間以内に発送
※「アマゾンのカートに入れる」ボタンは、この商品をアマゾンのカートに追加するものです。気になった商品をカートに追加しておき、後で購入手続きをすることができます。

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

カスタマーレビュー ![]()
先見性ある美貌
(2007-11-24)
優れた先見性に富むエッセイ集だ。ここに論じられた問題の殆どが、まだ未解決なのである。むしろ顕在化・悪化している。本書を読んでの私の雑感。1、政治問題は「暴力」の問題に尽きる。最大最強の暴力集団の支配があってこそ秩序は保たれる。しかし暴力行使が不公正で恣意的なものだとその支配正統性は揺らぐ。だから最低限、被支配者の「承認」が必要だが、それには「分権」と「監視」が必須だ。そして監視には「情報公開」が必須だ。暴力とは軍と警察の問題だ。国民が国家の暴力サービス(というのも変な言葉だが警察力のこと)を、適時に受益できなければ国民主権とはいえない。そして民主主義とは結局は「シビリアン・コントロール」に尽きる。一国家内の最大暴力を国民が掌握していなければ民主主義でも国民主権でもない。民主主義の対語はファシズムではなく軍政だ。今の日本は暴力団主権、アメリカ主権になってしまった。2、財・サービスの供給には「競争」が不可欠。役所の中にも出世競争とノルマはあるが、役所間には予算分捕り合戦以外の競争は殆どないし、公的な特権が付与されると厚顔と非効率と腐敗の花が咲き乱れる。権威主義と弊習墨守の気風も生まれる。半公的な銀行が良い例だ。3、一般人と大企業の情報量がますます非対称状態になってきた。これでは弱者が「食い物」にされてしまう。4、マスコミ人は暴力に弱い。で、弱い者苛めは大好きだ。5,民主主義と人権尊重は大切。しかしどちらも「絶対だ。」と思い上がると腐敗する。といったもの。

うーん
(2007-08-25)
下の評者も言っているが、リベラルな多元的価値の共存できる共同体=近代立憲主義
というシステムに、この人の主張は適用不可能なのだ。
特定の復古的価値のみに正当性を主張して、国民各人が各自の価値観により生を営む
ことを許さないその寛容性の欠如には、どうあっても同意できかねる。
このような言論が戦後日本のレジームを叩き壊してしまうという効果も見逃せない。
ヴォルテールによる思想の自由市場論という言葉を著者は知っているのだろうか。

黒い目の外人、櫻井よしこ氏
(2006-12-25)
櫻井氏の本を読んだことのない人ならば、あのおしとやかな顔で、あのお嬢様言葉で、「マトモな軍備を持て」とか「外国人に参政権など与えるな」とか言われたら、しばし絶句し「…どこか具合でも悪いんですか」とでも返すしかないだろう。
見た目と主義主張にギャップが有りすぎるのだ。
これは、いったいどういうことだろう。
と考えるに、櫻井氏は、帰国子女である。教育もほとんど日本で受けていない。
中身が外人、なのだ。
「日本人」になるには日本人の親から生まれればいいのかといえば、それは違って、日本人の親から生まれて「日本の国土」で育った場合にのみ、「日本人」に成る。この場合の「日本人」とは、島国根性や世間体をはじめとする、日本人のみが持つ属性を備えた人物、という意味である。
宇多田ヒカルや雅子妃が中身が外人になってしまったのは当然で、雅子妃などは「外人」だったからこそ皇室が何をするところかよく知らないから長男の嫁などになってしまったのだ。実情を知っている日本人の女は誰一人「諾」としなかったではないか。
そして櫻井氏もその言動からするに立派な外人、日本人のおしとやかな女性がこういうことを言っていると思うから驚くのであって、これがマーガレット・サッチャーのような金髪碧眼の白人女性が言っている、と思えば、しごく自然なことなのだ。
櫻井氏が主張しているのは要するに「国として屹立せよ」ということで、これは諸外国と比べてみた場合には当然の違和感なのである。外人である櫻井氏が、このような違和感を抱くのは当然であり、必ずしも土井たか子氏のような女性でなくともその言動についてはすこぶるマッチョでもOK、というのは、西洋の文化、なのである。そこに櫻井氏自身は気がついていないようだ。なにしろ外人だからなあ。(着物姿の写真をカバーにしてしまうあたりも、まさに外人感覚である)
それにしても櫻井氏はその見た目で損をしている。

幅広い層の人に読んで欲しい啓蒙の書
(2006-08-16)
著者は現代において信頼に値する発言をする数少ないジャーナリストである。私の見たところ、思想的に偏りがなく、特定の宗教に与することもなく、公正な立場で、綿密な取材と緻密な考察に基づく自らの意見を発信している。これは、当たり前のようでいて、なかなかできないことである。そして、真摯な姿勢で日本(人)を愛している。
本書は、日本を愛する著者が、それ故に日本を蝕む様々な問題について語った書。本書で槍玉に挙げられるのは、官僚(主義)、新聞を中心としたジャーナリズムの偏向と硬直化、脆弱な外交姿勢、少子化を含めた母性(家族)の問題など。我々日本人自身の姿勢についても問われている。
かつての日本は、効率的な官僚主導の政治、報道機関の公正さ、近所付き合いを含めた良好な家族関係等が美徳として考えられていた。それが今や崩壊しつつあり、まさしく日本の危機に直面していると警告されている。私心に捕われず、「日本の危機」を正面から見据えた良書。

良薬口に苦し。読んでください。
(2003-12-05)
国際的な視座を持つジャーナリスト、櫻井よし子さんが、綿密な取材と論理的な思考力と筆力で、日本社会のゆがんだ部分にメスを入れます。私たち日本人が見て見ないふりをしている暗い側面が浮き彫りにされ、政治家や官僚だけでなく、国民の私たちにとっても、読んで痛い本です。しかし、この痛みは、日本をよい国にするために、避けて通れない痛みではないでしょうか。問題を解決するためには、まず問題の存在を知る必要があります。この本を読めば、日本社会のシステムに対する漠然とした不安感、不信感が、怒りと強烈な危機感に変わるでしょう。そして、何がその危機を引き起こしているのか、そして何が変わらなければならないかも、見えてきます。
戦後、日本を救ったものは、政治と教育とマスコミで、今、日本を滅ぼそうとしているものも、政治と教育とマスコミであるといわれています。それを事実としてつきつけられる本です。

