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アイテム詳細

養老 孟司

新潮社

カテゴリー:Book

セールスランキング:1524

税込価格:¥ 714  (定価:¥ 714)

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発売日:2003-04-10

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レビュー(Amazon.co.jp)

???2003年を代表する大ベストセラーであり、タイトルがこの年の流行語にもなった本書は、著者の独白を文章にまとめるという実験的な試みであった。「人間というものは、結局自分の脳に入ることしか理解できない」、これが著者の言うところの「バカの壁」であり、この概念を軸に戦争や犯罪、宗教、科学、教育、経済など世界を見渡し、縦横無尽に斬ったのが本書である。

???著者は1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学者として活躍し、95年に東京大学医学部教授を退官後は、北里大学教授、東京大学名誉教授に就任した。また数多くの話題の書を著し、『養老孟司の“逆さメガネ”』『まともな人』『いちばん大事なこと―養老教授の環境論』『唯脳論』などがある。

???本書の魅力は、容赦なく社会を批判する痛快きわまりない養老節にある。「現代人がいかに考えないままに、己の周囲に壁を作っているか」、つまりあの人たちとは話が合わないという「一元論」が「バカの壁」の元凶であり、アメリカ対イスラムの構造や日本の経済の停滞などもすべてこの理論で説明されるという。一方で、イチローや松井秀喜、中田英寿の際立つ能力を、脳の構造で解明してみせたり、「学問とは生きているもの、万物流転するものをいかに情報に換えるかという作業である」という骨太の教育論をも展開している。解剖学者の真骨頂を堪能できる価値ある1冊である。(田島 薫)

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カスタマーレビュー

駄目新書の典型  (2008-09-28)
トンデモ本を頻繁に出す大学教授にありがちな、目を覆いたくなる駄目っぷり。著者および出版社はこの本を何度も熟読し、自分達のバカぶりについて十分に再考すべき。
多方面に材料を求めたが故に一つ一つの話が薄っぺらで、しかも本書の材料に十分なるだろう凝り固まった一方的な論理。更には突っ込んだ話は出来ないから上手くごまかして逃げられた感がある……。誰か題材と著者の論理間の矛盾、及び無駄に広げ過ぎた例について親切に指摘してくれる方は一人もいなかったのだろうか?
頭の固すぎる老人のお小言についていける人ならば最後まで読む事が出来るだろう本書、返金して頂きたい一冊に見事加わりました。しかしこれだけ売れているようだと『ネタ』としての役割だけは十二分に果たせたようだ……最早苦笑するしかない。
先ず、私よりも彼らのバカの壁が壊されていく事を願ってやまない。

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バカの壁の意味をまず知ろう!  (2008-09-22)
この本は、「バカの壁」の意味がわからないと、途中で何を言っているのかわからなくなります。
まず、始めと終わりの部分を読んでから、真ん中あたりを読んだほうが良いと思います。

(1)「私と他人が共通して認識している自分」
(2)「私は知っているが、他人は気がついていない部分の自分」
(3)「私は気がついていないが、他人は知っている部分の自分」
(4)「私も他人も両方気づいていない自分」

上記のように、自分について「私」と「他人」の4つのマトリックスを作ってみたら、
(1)は公私ともに認め合っているのだから問題は無いですが、
(2)は「バカの壁」をもっとも作りやすいでしょう。

(1)の分野が十分大きければ、(2)の分野も必然的に大きくなり
その自己主張は「わかってもらいやすく」なってめでたしです。
(1)があってこその(2)です。

(1)の分野が小さい(コミュニケーションがとれていない)のに、
「あーだの、こーだの」と自己主張すると、当然、認められません。
そして、客観性を失った結果、他人の言葉に一切耳を貸さず、
自己中心的になり、共同体の中では浮いた状態になります。
恨みの積もれば、ケンカに発展します。

一元論のアメリカとイスラムの壁だけではなく、日本でも、教育で
「自分で考えよう」と言っておきながら、社会人になれば、研修し
会社の社是を暗唱させます。それで、たまらず「私はこうだ!」と
叫んでも、「おたくは誰?ウチの会社のヒト?」といわれるのがオチです。

「自分で考えよう」を「自己中心的」だと勘違いしていると、
気づいたら周りは「バカの壁」だらけで、とても窮屈な世間になってしまいます。


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予想外  (2008-09-17)
予想外の中身でした。
おもしろい観点です。
話の内容がばらばらと飛んでしまって読みにくかったです。

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思考のヒント  (2008-08-31)
 この本のタイトルの本当の意味を知らなかったのだが、英訳されたものを読んで、やっと分かった。バカだからあることを理解できないのではなく、学ぼうと思えば学べるのに、自ら学ぶことを拒否し、「壁」を作ってしまっている―それがこのタイトルの意味である。
 常識とつまらない知識の集合とは違うと著者は言う。大部分の人は後者を常識と勘違いしている。大部分の常識は「ある人から見た」事実にすぎない。我々はこのことをよく心にとどめておく必要がある。科学もまた絶対的な事実ではない。たとえば、素粒子物理学には科学的な限界があることがすでに明らかになっている。科学を支える数学にさえ、限界がある。私たちはこれをどう解釈すべきなのだろうか。 我々は事実のほんの一部しか知らない―まずここからスタートしなくてはならないだろう。そうしなければ、私たちは学ぶことを拒否し、どんどん「バカ」になっていってしまう。
 著者は、生まれつき人はそれぞれ違っているのだから、個性を育てる必要はなく、むしろ他人を理解させる教育が必要なのだと言う。しかし、そうではない。今まで受験中心の詰めこみ教育をしてきて、果たしてどれだけの人間が個性を伸ばせただろうか。今までの日本の教育は、三流を二流にしたかもしれない。しかし、たとえてみれば、イチローや野茂のフォームを無理やり矯正し、一流を二流にもしてきたのだ。そういう意味で、個性を重視する教育は絶対必要だろう。
 養老孟司の著書は初めて読んだが、納得できない部分も多かった。しかし、いろいろな問題について深く考えるきっかけにはなる。考えるヒントとして読んでみてもいいかもしれない。

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脳の限界を考慮に入れよ!  (2008-08-20)
やはりセンセーショナルなタイトルですよね、本は読んでもらってなんぼ、伝わってなんぼですから、良いタイトルだと思います。話し言葉で、とても読みやすく楽しいのですが、かなり私には難しい話しがたくさんあって密度の濃い本でした。安易に自分が知っていること、常識だと考えられていること、知識として知っていることでも、それだけではない自分の理解を超える取り方が存在するかもしれないことを認識しろ、という事です。「バカの壁」という言葉のインパクトで刷り込みができてしまい、なかなか本当に言いたいことが理解されないところが酒井 順子著「負け犬の遠吠え」に似た展開に私には感じられました。


また、この知識として知っていること、私という自分が知っている常識なりが、受け手として他人には違って取れられている可能性を考慮しましょう、そしてそのあやふやな状態だという認識から物事を確認してコミニュケーションを取ることが重要なのではないか?という問いには全くその通りだと思いますし、それって内田先生や春日先生の中腰力とほぼ同じ話しだと思いました。


それに養老先生の例えとして持ってくる話しが、どうにも可笑しくて、ツボを付いたものが多くて(「NHKは神か」という章では公平・客観性・中立がモットーだなんて、誰が何を基準に!と考えるわけです)納得させられます。この辺の話しはリテラシーの話しともかぶってくると思います。常識は時代の変化やテクノロジーの発達、そして多くの人の考え方でいかようにも変わってくるものであると私は思いますので、目新しい話しではないかもしれませんけれど、そのことを説得力持って、しかも面白おかしく語ることができるセンスに養老先生の面白さを感じました。第1章の最後 確実なこととは何か を読んでいただければ、この本があなたにとって興味があるか、ないか、がよく分かると思います。僅か見開き2ページ分ですが、だいたい判断できる部分ではないでしょうか?



また、それ以外にも脳、身体、教育、共同体、個性と共感の重要度の違い、一神教と多神教、無意識を意識する、などなど、楽しくも密度の濃い情報がたくさん詰まった本です、とても楽しく見方を広げてくれました。「バカの壁」とは何か?が本当に気になる方にオススメ致します。また、客観性を持ちたい方に(日本ではきっと恥から客観性を見に纏う必然が出る文化だと思うので)オススメ致します。


ただ、やはりこの本がベストセラーになったのなら、もう少し「世間」(あえて世間と言いたくなる本です)が良くなって良いと思うのですが、やはり難しいのでしょうね。

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