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中央公論新社
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発売日:2002-03
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カスタマーレビュー ![]()
科学史としても面白い
(2005-05-12)
これは自然科学分野での代表的なノーベル賞について概観した本であるが、本文で著者も述べている通り、ノーベル賞の歴史はまさに20世紀の科学の歴史でもあり、科学史としても読める本である。ノーベル賞の発見に至る経緯などもそれなりに書かれており、大変に勉強になる。日本人は科学に疎くなったとよく新聞で報道されるようになったが、科学に弱いと思う人は本書を読まれると良いだろう。大変わかりやすく読みやすい本でもある。

これからの100年間は?
(2005-02-12)
本書は、実に見事に20世紀という100年間の科学の歩みを「ノーベル賞」という観点から描いている。
また、科学の歩みだけでなく、その時代背景を踏まえた論説にもなっているので、ノーベル賞という賞自体を考える意味においても、実に興味深いものとなっている。
しかし、この本を読むとよく分かるのだが、20世紀と言う100年間は科学が爆発的に発達した時代だった。
これから100年間の21世紀では、どのような分野で多くのノーベル賞受賞者が輩出されるのだろうか?
読者の興味を次の100年間の未来へと結びつけてくれる本である。

湯川博士以前の日本人と賞のかかわりぶりが充実
(2004-11-07)
第1回ノーベル賞授与式は1901年に行われた。その後ノーベル賞(本書では自然科学三賞)にどんな出来事があったのか、その100年の歴史がまとめられている。
本のつくりは「日本人とノーベル賞」「ノーベル賞創設の歴史」「各ジャンル(物理学や医学、分子生物学)のおもな出来事」の三本柱。中でも湯川秀樹博士の日本人初受賞より前の、日本人とノーベル賞の関わりぶりが充実している。
ノーベル財団が所蔵する資料(推薦者による受賞者の推薦文や、選定者による候補者についての報告書など)は、受賞後50年経って初めて公開となる。しかも閲覧できる人はごく限られており、日本人でその権利をもつのは、科学史が専門の東京大学・岡本拓司講師のみなのだ。
そこで著者は、岡本氏の報告論文の読み込みや岡本氏本人への取材などを綿密に行い、それをわかりやすく本の中でまとめ、これまでに明かされなかった秘話などを披露してくれる。
ノーベル賞関連の新書や選書は数多く出ているが、この本のウリはここだろう。湯川秀樹が日本人として初受賞する前の、日本人候補(北里柴三郎、野口英世、鈴木梅太郎など)についての話を知りたい方は、とくに本書をオススメする。

ノーベル賞のこれから
(2002-06-18)
今、最も新しいノーベル賞の本であると思う(2002年3月現在)。
したがって、ノーベル賞に関する最新情報が書いてあるのでとても興味深い。
日本人科学者の業績についても述べてあるのだが、私たちが普段知らないところで、
日本人もかなり進んだ研究をしており、今後ノーベル賞の日本人受賞者がどんどん
増加してくるのではないかと期待してしまう。
最新情報ばかりでなく、ノーベル賞に最も近付きながら逃した日本人のことなど、
歴史についても触れてある。
ただ、タイトルを見てそう思いがちだが、ノーベル賞の歴史について詳しく書いて
あるというわけではない。
ノーベル賞の歴代受賞者から抜粋して、その傾向を分析するという内容であるという
印象をうけた。

