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アイテム詳細

水波 誠

中央公論新社

カテゴリー:Book

セールスランキング:9108

税込価格:¥ 882  (定価:¥ 882)

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発売日:2006-08

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カスタマーレビュー

ミツバチの小さな脳はロマンチックなダンスの夢を見るのか?  (2008-05-13)
 昆虫の脳研究の最前線を、かなり専門的な知見なども含めて紹介した科学書。
 それにしても、昆虫という小さな材料を使ってよくもここまで精緻な研究がなされているものだと驚かされた。研究手法の詳細については、素人の私には分からない部分が多いが、最新の生命科学・医学でのそれとレベル的には大差ないほど高度で先進的な研究がなされていると感じられた。かつてロマンチックに語られたミツバチの8の字ダンスによるコミュニケーションの基盤が、脳内メカニズムとして解明される日もそう遠くないだろう。
 人間の巨大脳とは進化的にも、機能的にも異なる昆虫の微小脳が神経科学的には人間の脳と共通の基盤も有することなど、刺激的な知見に溢れた科学書として、昆虫に興味のある人のみならず、全ての脳研究に関心のある方々にお薦めしたい(H20.5.11)。

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昆虫とはなんとすごい生き物なのか!  (2008-01-03)
昆虫と言えばレベルの低い生き物で、とてもほ乳類のような高等動物と比べられるものなどない、と考えていましたが本書を読んで既成概念が吹き飛びました。
あんなに小さな脳のどこにそこまでの情報処理が出来る回路があるのか、彼らの生態を知れば知るほど驚きです。
一見学術書の趣がありますが、語り口は平易で、生物学に詳しくない人にも取っつきやすく、興味をそそられる実験がたくさん出ているため、その意味でもお勧めです。

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微小脳から探る“昆虫の繁栄の秘密”と“生物としてのヒトの在り方”  (2007-05-30)
 全動物種の3分の2を占め、植物の繁殖(受粉)を支える“陸の王者”昆虫。
 高い運動能力。食料や敵、巣や餌場を認知し記憶する力。仲間とのコミュニケーション能力。体の内外の構造を劇的に変化させる変態――これらを制御する昆虫の脳は、容積1立方mm以下、細胞数100万個以下(ヒトの10万分の1以下)しかない。この“微小脳”で、なぜこれほど高度な情報制御が可能なのか?それを我々ヒトに代表される“巨大脳”と比較しながら明らかにするのが本書のテーマ。乱暴にまとめると、我々の“巨大脳”が「複雑なシステムにより、最適の情報処理をめざす」進化の帰結とすれば、昆虫の“微小脳”は「最小のシステムで、最速の情報処理を行う」進化を極めた存在だ。筆者は「感覚」「飛行制御」「記憶」「伝達」など様々な角度から昆虫の“情報処理”を解き明かし、その効率性と高機能を立証することで、「スペックの高さが(生存というニーズに対する)最適解だとは限らない」ことを示す。
 本書のもう一つのテーマは、“微小脳”を含めた昆虫の体が、進化の流れの中でいかに獲得されてきたか。そこから明らかになるのは、遠く隔たって見える昆虫と我々(脊椎動物)の体に、驚くほどの共通点がある――先カンブリア時代に遡る共通先祖において既に、体制や機能のグランドデザインが、かなりの程度、出来上がっていたらしいという、驚くような事実だ。数億年の進化によって、今や全く異なる姿と生き方であっても、我々と昆虫たちは紛れもなく“血のつながった”隣人なのである。この近くて遠い隣人を知ることは、我々自身の長所と短所を知ることにつながる――それが、昆虫の研究を通じての著者のメッセージである。これが一般向け処女作であるせいか、噛み砕き方が足りず、やや読みにくいのが難点だが、非常に興味深い一冊である。

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難しいけど驚嘆すべき昆虫の世界  (2007-05-24)
中公新書には、新書で出すにはもったいないような、ハードで歯ごたえのある理系書が多くありますが、この本もそのひとつです。
この本を読むと、昆虫の体、特に神経系の仕組みについて詳しく知ることができます。少しばかり難しいですが、進化という長いハッキングの積み重ねによって実装された昆虫の体の仕組みの巧妙さには驚嘆せざるをえません。
しかし、それだけではなくエンジニア(特にロボット系)の人にいろんなヒントを与えるのではないかと思います。

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すごいぞ昆虫!!  (2007-04-16)
恥ずかしながら、昆虫に脳があることさえよく考えたこともなかったので、個人的には新しい知識を多く提供してくれた本になった。

グラフ・写真等の資料もよく揃っているし、解説も丁寧で、新書にしてて非常に充実した素晴らしい本になっていると思う。

ただ、読み手にかなりの理解力が求められるというか、正直難しくて半分も理解できてない(笑)
そんな読み方しかできなくてもこんなに面白いと思ったのだから、全てを理解できる理系の人はもっともっと面白いのだと思う。悔しい。
大事なところは強調してくれているので、細かい実験の過程は難しいけれど、大筋を掴むだけなら(昆虫の凄さを理解するだけなら)文系の人も大いに楽しめるはず。生き物好きにオススメ。

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