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玉村 豊男

中央公論社

カテゴリー:Book

セールスランキング:63249

税込価格:¥ 680  (定価:¥ 680)

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発売日:1996-09

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カスタマーレビュー

月日は百代の食客にして  (2006-04-04)
 『玉村豊男の食客旅行』(三省堂,1984年)に、日本国際通信の広報誌『CaALL ME』連載のエッセイを加えて文庫化したもの。
 著者が世界各国で食べてきたものが次々と紹介される。しかし、凡百の食の紀行文とは違って、玉村氏のエッセイは抜群に面白い。きちんと文化的な背景にまで踏み込んでくれているからだ。我々日本人にとっては「なんだこりゃ?」と思うような珍奇な食べ物も、現地の人にとっては日常の食べ物、美味なものなのだ。それを踏まえて、充分な調査を行い、きちんと説明してくれる。だから面白い。
 たとえば、アメリカの食堂で卵の焼き方を細々と聞かれたあげく、結局は同じものしか出てこないのはなぜなのかとか、ユダヤ人のつくる中華料理はどんなものになるかとか、いずれも「なるほど!」と思わされる回答が用意されているのである。
 読むべし。

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味のある紀行食エッセイ2冊買った  (2005-06-12)
玉村さんの本はどれもこれも読んできたが、なかでも一推しの本である。旅であるからこそ食事は記憶に刻まれる。語られる記憶のどれもみずみずしく、ときにほろ苦く、海辺にゆれるちょうちんをみながらひとりでたべたたこ料理、の項などは、映画のワンシーンのように印象的な映像となる。

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とにかくおいしそう  (2004-09-03)
食にまつわるエッセイを書く人は多いだろうが、この人ほどこちらの想像力をかきたてるエッセイを書く人はいない!と、すっかりファンになってしまった。出てくる料理がとにかくおいしそうなのだ(マ、中には象の鼻のカンヅメ、なんてのもあったけど)。
理由を考えてみた。

第一に著者自身が料理の達人であること(料理に入っているハーブやスパイスの名称が具体的で味がよりイメージしやすい)、第二に著者が旅の達人であること(その土地のおいしい物をよく知っているし、そういうものが食べられそうな場所も心得ている)、最後に著者が人生を楽しむ達人であること(食べることが楽しそう!)ではないかと思う。

短編なので好きな国やおいしそうなところから読んでも楽しいし、エピソードはどれもユーモアがあり洒落ていて肩が凝らないものばかり。
おすすめ!

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