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日本放送出版協会
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カスタマーレビュー ![]()
1か月ではムリだろう
(2008-08-20)
文法をきちんと習得したかったので、この本を選びました。あいさつから始まって接続法まで学べる良い本です。それだけに惜しい点が二つあります。
1、「1か月で身に付きます」というのはやめてほしい。むしろこの本は、「30日で会話ができる」みたいなお手本とは違い、じっくり学ぶためにあると思う。レッスン60(スキット+文法)+練習問題30。少なくとも2、3か月はみるべきでは。
2、文法事項がスキットにあわせてか、飛び飛びになることがあるため、索引がほしいところです。「あれはどこだっけ」と探すのに、目次だけでは見つけにくいので。(私は自作しました、しかたなく)
08年のラジオアンコール放送が同じ高垣先生なので、微妙に似ていて楽しいです。ラジオでも半年かけてやる内容なので、やはりコツコツ学ぶべきでは。

学習者の心理を読みきれていないのが残念
(2003-04-03)
△各レッスンは、@その日に学ぶべき文法事項が埋め込まれた会話、Aその会話の中の基本表現、Bその日の文法説明、C文法事項を身につけるための練習問題、で構成されています。NHKのラジオ講座のスタイルをかなりの程度踏襲して、約2ヶ月でスペイン語の基礎文法が頭に入るという一冊です。
▼入門とうたっているにしてはCDの吹き込みスピードがかなり速く、これで発音練習をするのは無理がありそうです。
▼@基本会話とA基本表現をやりこなしてから初めてB文法事項を学ぶというやり方は賛成しません。文法は外国語を修める上での近道ですから、基本会話が終わった後に文法説明があったほうがよくはないでしょうか。学習者には@基本会話をCDで聞き、次にB文法事項を読み、さらにA基本表現を確かめ、その上で@基本会話に立ち戻って発音練習をするという順序で読み進むことをお勧めしたいと思います。
▼接続法の説明ページで、こんな表記がしてありました。(303ページ)
「接続法 形容詞節の用法
Ya tengo un amigo que conoce Argentina.」
しかしこれは接続法ではなく直接法の例文です。スペイン語学習の入門者がこうした表記を目にすれば、どうしてこの例文が接続法なのかとクビをかしげてしまうでしょう。
これに続く文法説明のページにこれが直説法の例文であることが書かれていて、接続法との比較のために置かれただけということが初めてわかる段取りです。文法説明が後回しになっているだけに、この直説法例文を接続法というタイトルの直後に持ってくるのは乱暴だと思いました。同様のことは313ページにも見られます。
入門者はスペイン語に関して真っ白な心でこの本にのぞむわけですから、すこしでも迷子にならないようにやさしく導いてあげる工夫が必要ではないでしょうか。

