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早川書房
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カスタマーレビュー ![]()
スターウォーズを興覚めさせた一大スペースオペラの記念すべき第一作
(2008-05-03)
少年の頃に読み、完全にその世界にはまった
ドイツの連作スペースオペラの記念すべき第一作。
緻密でリアリティのある文体のシェールと、
SFの楽しさを感じさせてくれるダールトンのコンビによるシリーズスタートは、
今読み返してもワクワクする。
映画のスターウォーズが初めて公開された時に、
本シリーズで接していたスケールの大きさと世界観に全く及ばないと感じ、
絶賛する周囲の熱狂ぶりに全く共調できなかった原因となった作品。
生涯かけて翻訳の先駆を遂げられた
故 松谷健二氏の仕事にも敬意を感じます。
ストーリーをスピーティに追える独特のノリのある翻訳は、
とても魅力的でした。

ドイツ・SFスペースオペラの永遠の金字塔。
(2007-12-04)
1961年ドイツの週刊誌に連載されてスタートした世界最長最大のSFスペース・オペラの記念すべき第一巻です。日本版が翻訳刊行されたのは本国に遅れる事10年後の1971年で、現在2007年12月最新巻まで342巻が足掛け37年を掛けて出版されています。日本版は1巻で本国の2話分を収録していまして、日本では本国での684巻が出た事になり、原書刊行時期はまだ1974年ですから、誠に気の遠くなるようなペースです。現在2000巻以上(日本版で1000巻)出ていますから、日本の出版ペースの月1冊年に12冊のペースで進むと、そこに到達するだけでも55年は必要な計算になります。10代20代の方でしたら、まだまだ希望がありますが・・・・、とは言え高齢化社会ですから30代以上の方でも期待出来るでしょう。シリーズの創作手法としては、ドイツのSF作家の精鋭が結集して大筋を決定し、それぞれの個性で肉付けして行くという方法が取られ、それが見事に巧を奏して未曾有の大連作となりました。
『スターダスト計画』K.H.シェール著:アメリカの有人宇宙船スターダスト号の指揮官ぺリー・ローダン少佐と同電子エンジニアのレジナルド・ブル大尉が月面上で謎の宇宙人アルコン人調査隊の男女クレストとトーラと遭遇する歴史的事件が描かれます。『《第三勢力》』クラーク・ダールトン著:ローダンとブリー、2人のアルコン人が中国の砂漠地帯に基地を構え、地球の対立する勢力を相手にし平和的統一を目指して、圧倒的テクノロジーを駆使し戦う前哨戦が描かれています。この巻では前述の四人に加え、後の重要人物で国際情報局長官アラン・D・マーカントが登場します。342巻は大変な数字ですが、私の経験上の目安で言いますと1日1冊ペースを目標に読んで行けば、一年ちょっとで追いつけます。どんどん面白くなって時間を忘れて没頭し、決して飽きません。今からでも遅くありませんので、ぜひ全冊読破に挑戦して下さいね。

超巨大スペースオペラの始まりの書
(2007-07-30)
今現在も続くスペースオペラです。
だいぶ昔に書かれているのに関わらず、
ワクワク、ハラハラさせられる展開。
月への不時着により、人以外の知的生命体の存在を知らされたローダン。
そして、それを支える仲間との駆け引きが素晴らしいです。
何よりもローダンがカッコイイ。
どんなに窮地でも冷静に物事を判断できる彼はすごいなと思いました。
300巻以上あっても苦じゃない!と言う人にはお勧めかと思います。

他に類を見ない長編SF
(2006-04-04)
1961年にドイツで初巻が発売された週刊ペースの長編SFの日本語訳です。
複数の作家によるリレー小説という形式で40年以上も破綻する事無く続いている小説は、他に類を見ません。
各々の作家の個性を生かしながら物語全体の流れを破綻させないようにするため、あらすじを作るプロット
作家チームを置き、そこで作られるプロットを基に各々の作家が肉付けをし、物語を完成させる方式を採用
したのが功を奏しているのでしょう。
原書のドイツ語版は現在2000巻(日本語版の1000巻に相当する)を突破し、なおも続いています。
残念ながら日本語版は翻訳が追いつかず、今日現在で323巻(ドイツ語版の646巻)までしか翻訳されてい
ません。
とは言え、300巻を超えているのは相当な物量で、初めての方には「全部読むのはつらい。」と思われる人
も多いかと思います。
でも大丈夫、ストーリーの流れが25巻あるいは50巻単位で一纏まりになっていて途中からでも読み始めら
れる工夫がされているからです。(この一纏まりはサイクルと呼ばれています)
例えば、1〜25巻は「第三勢力サイクル」、26〜50巻は「アルコン帝国サイクル」など、サイクル単位で
ストーリーが一段落するので、興味のある方は途中からでも読んでみてはいかがでしょう。
翻訳体制に関して当初は、故・松谷健二氏ひとりで翻訳されていましたが、現在では数名のスタッフによる
翻訳で月に1巻(ドイツ語版の2巻分)が発売されるようになりました。
最初の頃の巻は約40年前に執筆されたものなので現在の感覚からすると古くさい感があるかもしれませんが、
それはそれでまた一興ではないでしょうか。
恒星間航行をする宇宙船の通信用スクリーンが、スイッチを入れてから明るくなるまで時間がかかる場面など
を見ると、その当時の実際のテレビもそんな感じだったんだなぁと、執筆された当時の生活感をかいま見る事
が出来たりします。
長く続いている小説だけに、いろいろな楽しみ方があると思いますので変な垣根を作らずに気軽に読んでみて
はいかがでしょう。
ただ、私にとって残念な事は、「日本語版が私の生きている間には完結しないだろう。」と言う事です。

