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ディック・フランシス 菊池 光

早川書房

カテゴリー:Book

セールスランキング:103007

税込価格:¥ 861  (定価:¥ 861)

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カスタマーレビュー

ジェンダー観が古臭い  (2008-07-15)
ギャビン・ライアル の『深夜プラス1』 とNWA賞を争い
負けた作品だが、当然の結果だと思う。
水準以上で悪くは無いが、
フランシスを高評価する人は、
競馬業界とか馬とかに思い入れのある人だと思う。
イギリス競馬界の不正を糺す探偵が、
オーストラリア人というのは意外で巧いと思ったが、
ギャンブル業界なんてどうでもいいですよ。
セクースを我慢する紳士なストイックなプロを主人公にすると聞いていたが、
本書で依頼人の娘とキスだけで我慢し、挿入しなかったのは立派だが、
休暇旅行のイタリアで売春婦とセクースしてしまい、期待外れ。
プロとしては、ラストで女を助ける必要はないんじゃない?
任務外のアクションで殺人する羽目になるとは、
プロ意識は弱い。
男は美しい女を守る為に人殺ししてもOKという、
古臭いジェンダー観がダメポ。
ギャビン・ライアル の『深夜プラス1』 は時代を超越しているが、
これは21世紀に読むのはやや辛いか?
「利腕」も並なら、フランシスは後回しにします。

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ディープインパクトは無事だといいな  (2006-11-05)
D.フランシスの「競馬」シリーズの代表作。D.フランシスは元競馬騎手で、引退後そのキャリアを活かしてこの道に入り大成功を収めた。作品の内容は当然競馬に関するもので、八百長、馬のすり替え等、競馬に絡む黒い霧をストイックな探偵役が解明していく展開。探偵役としては、元騎手等が選ばれ、いずれもマゾとも思える精神的・肉体的苦難に対する耐性を初めとする数々の障壁を乗り越える姿が売り物。

本作は題名が示しているように「興奮」剤を用いて不正に勝利を収めている馬主を、主人公の牧場主ロークが厩務員に身をやつして艱難辛苦の末追い詰めていくというストーリー。題名で「興奮」と示してあるように不正者が興奮剤を使用しているのは明らかなのだが、その方法が分からないのだ。ロークの捜索の過程は、さすがに作者の経歴上ウラのウラまで精緻に描かれている。ロークも窮地に陥るが、他作の主人公同様、ストイックな不屈の闘志で切り抜けて行く。この辺がシリーズの人気の理由であろう。興奮剤の用い方は良く考えられており、本格の味もある。

本作は、主人公のストイックなまでの精神力と興奮剤使用の謎解きの構成の巧みさによって、読み応え満点の出来になったシリーズの最高傑作。

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男なら読むべきシリーズです。  (2005-03-21)
シリーズ全体の評価を。

特に男性にお勧めします。

どの巻でもたいてい、逆境に追い込まれた主人公がそれに負けずに立ち向かう話になっています。
それも、巷に多い安っぽい逆境ではなく、その巻毎の、その主人公ごとの、精神的な、肉体的なさまざまな逆境を描いています。

どの巻だったか忘れましたが、いまだに最高の言葉として残っているのが「心のスタミナ」という表現です。
逆境に負けそうになっているときに、それに立ち向かう強い心を持つために、主人公達の心のスタミナを回復させてくれたり、増強してくれるイベントが必ず起こります。

ストーリー上当たり前のことなのですが、そういうわかりやすい表現が、私の心には残り、自分の普段の生活でもそういうことを考えて物事に対処するようになりました^^

この本自体が、落ち込み、心のスタミナが少なくなってきているときに読むと心のスタミナを回復させてくれます。
現代に生きる男性にはぜひ読んでほしい本です。

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傑作ではあるけれど  (2001-11-04)
競馬シリーズの1965年の第3作。シリーズの代表作で、最高傑作と言う人も多い。確かに話はおもしろい、傑作だとは認める。しかし私は、主人公に共感できなかったため、いまいち話に乗り切れなかった。
主人公は、超人的なまでの不屈さと忍耐をもって、さまざまな苦難と屈辱に耐え抜いて、事件の捜査を遂行する。しかし、主人公はなぜ、そこまでがんばらなきゃならないのか? 男の意地? プライド? いまいち説得力が薄いような気がする。「この人、マゾじゃなかろうか」という突き放した見方になってしまい、感情移入ができなかった。
また、ラストで主人公は人生の選択をするが、何が楽しくてそんな道を選ぶのか、と思ってしまった。人の好みはさまざま、人にはいろいろな生き方がある、と頭ではわか

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一見常人の狂人  (2001-08-26)
さすが競馬の本山 イギリスならではの小説。 不正行為の犯人を追うすさまじい迫力。 馬主、アダムス郷の犯行を突き止め「彼は狂人だ」と断定するるのが恐ろしかった。 教育大付属小学校の殺傷事件の宅間容疑者も同類?! そんなことが頭をよぎって。   

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