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朝日出版社
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カスタマーレビュー ![]()
遊び心
(2007-11-25)
著者が、この本をものすごく楽しそうに書いたんだろうなという情景が、目に浮かぶような本。
バスの中でぐちを言う青年を、2時間後にもう一度見つける。
たったそれだけの数行のシーンが、どうしてこうもおもしろくなるのか。
読んでいて、驚くやら感心するやら、大笑いするやらで、他の本ではなかなか得がたい体験ができた。
著者にしても訳者にしても、才能を尽くして頭の悪いことをしてのけるこのユーモアがいい。
ある程度本を読み込んでいる人間ほど、はまるかもしれない。
細かい説明は抜きにして、遊び心が好きな読書人、凝り性な読書人におすすめ。

これは凄い
(2007-11-08)
文章の練習をしていると、文体がとても気なる。小難しく書く哲学科の大学教授本とか、まどろっこしく書く文学者本とか、端的な論理的説明をする論理学者本とか、梅棹忠夫のようにエッセイのように論文を書くものがいる。特に日本人は論理的に表現ができないという話を聞くとますます、気になるのが文体である。
この本は同じ内容の話を99の文体で表現する。これはまたフランスらしい発想である。日本人やドイツ人はこれはできないだろうと思う。日本人にはこのようなことが価値がなく見えるだろうし、ドイツ人では表現はもっと明確になっていなくてはならないと感じるのではなかろうか・・・。
自分は論理的精神でわかりやすく明確な表現の究極形体を求めていたようである。フランス的に文体が自由であるというのは発想からして、気持ち悪い感じがしていた。
これを読んでみてどうだっかか。5文体読んだだけで頭の中が激しく揺さぶられた。特に、遡行の文体を見て、これは凄いと思えた。
レビューを書くのも、本の内容によって文体を激しくを変えてみようかと思うようになった。

驚嘆の訳
(2007-02-13)
クノーもすごいが、
訳す朝比奈さんも、
なんというか、無謀というか、すごい。
翻訳の概念の拡張ともいえる驚嘆の訳です。
自然言語の完全に透明な翻訳など絶対にあり得ない、コトがよく分かる本です。
装幀もかっこいい。

1つの話が…
(2006-11-06)
1つの話が99通りに表現されています。原作者がすごいのはもちろんですが、訳者もすごい。外国語の言葉遊びを日本語にするのですから、小説などを翻訳するのとはかなり手法が異なるんだろうな…と思います。難しいものや、表現の結果意味不明になってしまっているものもありますが、全体的には見事!です。

きっと面白い本なのだな
(2006-08-17)
ラーメンズの小林賢太郎さんのオススメの本 という事でこの本を知りました。
正直言うと私は一カ所しか笑えなかった。あとはただ感心するばかり。そういう点ではこの値段は相応してる気がします。
でも・・・文学を専門に勉強した事がないからでしょうか。。。もし「これはすごい本だ」と言われてなかったら「なんじゃこりゃ」で終わると思います。★2こ減点分はそこです。

