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西沢 泰彦

河出書房新社

カテゴリー:Book

セールスランキング:130926

税込価格:¥ 1,890  (定価:¥ 1,890)

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カスタマーレビュー

満鉄とは何だったのか?−−戦後生まれの建築学者が検証する満鉄  (2006-08-12)
 以前、旧満州地域の或る大都市の市長が来日した際、その市長が、彼が市長を勤めるその都市は、日本の統治を経験して居るので、対日感情が良いと、(ついうっかり)発言したと言ふ話を聞いた事が有る。面白い話である。この市長は、正直な人だったのだろう。公式には、日本の満州統治を正当化する事など絶対に無い中国の要人が、うっかり、本当の事を口にしてしまったと言ふ処ではないだろうか。この本を読んで、私は、その市長の言葉は、真実に違い無いと確信した。
 この本は、1960年生まれの建築学者である西澤泰彦氏が、戦前、日本の満州開発を担った国策会社、満鉄を、主に技術史の視点から分析、叙述した本である。−−満州の現代史に関する、イデオロギー抜きの視点で書かれた、極めて興味深い本である。
 戦前、日本が満州で行なった事には、良い事も悪い事も有った。だが、あえて天秤に掛けるなら、良い事の方が、はるかに多かった事を、この本は、静かに物語って居る。

(西岡昌紀・内科医/戦後61年目の夏に)

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中国東北地方に残る満鉄の遺産  (2006-03-13)
なんと言っても本書の圧巻は中国東北部(旧満州)に今も散在する満鉄(南満洲鉄道)の遺産のカラー写真である。旧満鉄本社はじめ、旧大連、奉天ヤマトホテルなど、芸術性高い建築が今に残されているという事実である。これは驚きである。
 また、満鉄という企業が、単なる鉄道会社ではなく、事実上の行政機関であったということもよくわかる。
 学校も作り、図書館も作り、病院を作り、上下水道も作った。実に不思議な企業体といわざるを得ない。確かに侵略の尖兵として果たした役割も大きいが、現在も中国の人たちに有効に活用されている事実も見逃せない。

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