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池田 輝政 戸田山 和久 近田 政博 中井 俊樹

玉川大学出版部

カテゴリー:Book

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発売日:2001-04-15

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レビュー(Amazon.co.jp)

???本書は、大学教員のための授業の秘訣集(ティーチング・ティップス)である。もともとは名古屋大学高等教育研究センターの「名古屋大学版ティーチング・ティップス」開発プロジェクトによって生まれたもので、2000年3月からウェブページで公開したところ好評を博した。そこで、一般にも通用する内容とするとともに、読みやすくするため「授業日誌編」と「授業の基本編」の2部構成とした。

???「授業日誌編」は若手教師のティップス先生が悩みや失敗を重ねながらも、一学期間授業を進めていく様子を日誌風に描いている。その中ではさまざまな課題や授業改善のためのポイントを示し、「授業の基本編」につなげる導入部の役割を果たしている。「授業の基本編」は、コースの設計やシラバスの作成から始まり、日々の授業の組み立て方、魅力ある授業の演出法、効果的なディスカッションのリード法、成績評価の在り方、授業改善などについて、チェックポイントやヒントを盛り込んだコラムなども交えながら解説している。

???授業の組み立てでは、導入部は刺激的に、展開部はスリリングに、エンディングは印象的にすることが大切だと説く。また、ボディランゲージの活用や「間」の取り方次第で授業の魅力は格段にアップすると助言する。巻末にはFAQ(よくある質問)による索引も載せ、使い勝手のいい工夫が凝らされている。本書には、大学教員だけでなく、小中高校の教員にも役立つノウハウが満載されている。(清水英孝)

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カスタマーレビュー

泣かせるじゃないか…。  (2008-06-15)
冒頭に、ティップス先生の授業日誌が置かれているが、これがまさに若手の大学教員の「あるあるネタ」。
講義がレジュメの朗読になってしまったり、ゼミの学生達の沈黙に困惑したり、
講義直前に印刷室で冷や汗を流している大学教員は、ティップス先生だけではないのでは?
本書はこうした大学教員が直面しがちな困難に対して、一定の処方箋を提示してくれる「臨床教育学的」な書である(笑)。

私が勉強不足なだけで類書はたくさんあるのだろうが、得られることがいろいろあった。
たとえば、15回の講義全体で学生に何を理解させるのか、というコースデザインと、
1回の授業の中で何を理解させるのかという、授業デザインとを分けて考えなければならないという発想は、
何となくは行っていても明示的には自覚していなかった。
提出物の学生の遅延について、複数の提出物全体で3日間の猶予日数を設けて
学生に周知しておくという方法は、なるほど、と思った。
チェックが面倒そうだけれど。

アメリカの大学の障がい者の学生支援に関するティーチング・ティップスでは、
学習障害の学生への対応も重視されているという話は、興味深い。
また学生の重すぎる相談を専門家につなげるためにも、
大学教員は所属している大学の「学生相談室」の
仕組みや利用方法を理解しておく必要があるという話も、すごい説得力。

個人的には研究と教育をいかに結びつけるかを教えて欲しいところだけれど、
授業がうまくいかないのはそれ以前の努力不足にある、ということがよく分かった。
現在の日本の大学教員には強く教育力が求められているのである。

しかし本書のような、個々の大学教員自身の努力によって授業が改善されることで、大学全体が良くなるのだというかけ声は、
現在の日本の大学教員たちが置かれた過酷な状況、
そして大学教育の制度的な問題から目をそらせることになるかもしれない
…というのは、私ではなく本書の「あとがき」における戸田山さんの言葉。
泣かせるじゃないか。

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教授!読んでください。  (2008-02-13)
今までの人生で、面白かった授業や講義ってどのくらいあるだろう。
ほとんどないといっていいんじゃないか?

この本は、かなり実践に則してかかれているので、
実際に講義をする人には、かなりおすすめだ。

ティップス先生のような授業ができれば心に残るはずだ。
人前で話をする機会がある人には、一読の価値があるでしょう。

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わかりやすさも教員の技量!  (2007-12-24)
 大学で教えた経験がなかったので、何かいい本が
ないかなあ、と検索して見つけました。

 ティップス先生の日記が非常にリアルで、様々な
失敗を通して、多くのことを学んでいくティップス
先生と自分をダブらせて読み進めます。

 やはり大学教員はこの本のように、わかりやすく、
楽しいのがいいですね!

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eラーニングとか叫んでる人にも!  (2003-06-03)
この本は、現役で先生(特に大学)をやっている人に読んでいただきたいですね。大学教育の問題点は、このような高等教育に関する研究を現場が活かすサイクルが成立していないことです。
大学でインストラクショナルデザインができないというのは、なんとも情けない限りです。
昨今、eラーニングというのもハヤリですが、この際にもちゃんと使える一冊です。

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大学教師にぜひ読んでほしい  (2001-05-07)
大学教員に対して、手とり足とり教育方法を教えている本。あまりにもわかりやすくて面白いので、大学教員をおちょくっているのかと疑いたくなるが、これを本当の大学教員チームが書いているから驚き。わたしもこんな講義を受けたかった、とため息が出てしまう。

一人でも多くの先生がこの本を読んで、自分の講義を見つめ直してほしい。学生にとっても、この本は講義の評価に役立つだけでなく、積極的に講義に参加していく方法を読み取ることができて面白い。

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