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ダイヤモンド社
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カスタマーレビュー ![]()
こうして日本の金融はアメリカに負けた
(2008-06-24)
一気に読みました。
『トップレフト』以来、著者の国際金融ビジネスについてのリアルな描写に、驚嘆するばかりです。
本書はバブル前から現在までの、日本と主にアメリカを取り巻く金融ビジネスが背景として描かれています。
おおよそビジネスの合理性とはかけはなれた理屈で動く邦銀と、
ビジネスに徹したアメリカの投資銀行との対比が鮮やかに描かれており、
フィクションとはいえ、日本がバブル期から今日まで金融の世界で負けまくった理由がよく分かり、
驚愕でした。

投資銀行の現場が良くわかる
(2007-11-22)
ボストンで会った就職活動中の学生もこの本を読んで参考にしていました。

混乱してしまう…
(2007-10-12)
話はとても面白い。
金融の知識に乏しい人でも読めるつくりであり、読後はある程度の知識も身につく良作だ。
…しかし、誰かも書いていたが、あまりに実在の組織・人物と同一又は酷似する固有名詞が多すぎる。
そのため、現実とフィクションの境界が読んでるうちに曖昧になってしまう自分を時々発見し、素人がこれを読んで実在の組織・個人に対する印象を抱いたらどうなるだろうと少し怖くなった。
佐○木○ジ氏と特定できる人物の登場のさせ方などは、ちょっとやりすぎなのでは?と思う。

買ってみて損は無い
(2007-09-01)
同じ作者のトップレフトが少し駄作に思えるぐらいにすばらしい金融小説.
長い物語にありがちな無理やりな展開や,継ぎ足した様な部分が無く
ぐいぐい引き込まれる内容は,実世界を丹念に調査した賜物ではないかと.
仕組み債など,少々金融の知識は理解しなければならないが,
本の中で,商品の本質など解説があるので,問題はない.
逆に,知っておいた方が良い知識である.
経済小説だと,変な女性がよく登場するがそんなエサがなくても
しっかり成り立っている良い本だと思う.

日本経済の栄光と挫折の日々
(2007-07-30)
バブル経済、バブル崩壊、金融危機、金融ビックバン……日本と世界の経済が劇的に転変した激動の20年を、外資系投資銀行で活躍した日本人インベストメント・バンカーたちの目を通して圧倒的なリアリティで描く経済小説。史実に基づく企業買収劇や経済犯罪事件の全容は圧巻で、金儲けのためには手段を選ばない「狩猟民族」たるインベストメント・バンカーたちの闘争心が浮かび上がる。日系以上に上司が絶対でゴマすりが横行、手柄の横取り、部門間の激しい対立など、外資系投資銀行の企業文化も垣間見えて興味深い。
ソロモンの敏腕トレーダー竜神宗一はバブル崩壊を見越して、金融工学を駆使した大規模なアービトラージ(裁定取引)を敢行、巨額の儲けを出し、ついにはソロモンの副会長にまで上り詰める。
ソロモンの藤崎清治はバブルに踊り財テクにのめり込む無知な日系企業にデリバティブ(金融派生商品)を売りつけてボロ儲けしていたが、バブル崩壊後、大幅な赤字となった日系企業につけ込む損失先送りビジネスに嫌気がさして、独立する。
桂木英一は旧態依然とした日本の都市銀行にあいそをつかして退職し、ウォール街の巨大投資銀行モルガン・スペンサーに転職した。「結果が全て」である外資流のビジネスに翻弄されながらも、巨額のM&Aや証券引受で勝機をつかみ、昇進を重ねていく。やがて、その運命は日本の金融再生と劇的に絡み合い、桂木は外資での高収入を捨てて、今まで培った手腕を邦銀再生のために捧げようと決意する。実際、世界を股にかける国際派ビジネスマンは、実は愛国心が強いらしく、意外なような納得できるような。
外資系の凄まじい攻勢とは対照的に、日系企業は無知無責任で、日本人としては歯がゆいというか情けないというか。「バブル崩壊はアメリカの陰謀」という話は良く聞くが、大蔵省・日銀・日系企業の無能ぶりをここまで見せつけられると「負けるべくして負けた」としか思えない。もっとも現在は金融工学の知識が日本にも浸透したため日系企業が一方的に食い物にされることは少なくなったようで、また金融市場のルールが厳格化したことで昔のような犯罪まがいのムチャクチャな儲け方はできなくなったらしい。
ともあれ日本の金融大国化を心から願う。

