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筑摩書房
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カスタマーレビュー ![]()
いわゆる対談集では無い!
(2006-09-17)
吉田直哉さんと養老孟司さんの関係は、この本で初めて知りました。
養老孟司さんは「唯脳論」で社会に知られるようになりましたが
吉田直哉さんはNHKのテレビが造られたときから、とにかく「映像等は何か」を実践してきた。日本のテレビ世界の創造者の一人です。
緒方拳を大河ドラマの「太閤記」で主役に抜擢したした人でもあります。なかったら、今の緒方拳はいなかったでしょう。
吉田直哉さんは、この対談集ではあえて、聞き役に回っています。
吉田直哉さんは、NHKを退社するとき、卒業制作として、司馬遼太郎に頼んで
(司馬遼太郎に卒業制作の手伝いを頼める人なんです、吉田直哉さんは)
「太郎の国の物語」を制作しました。
吉田直哉さんには、もっと壮大な計画があったのですが、明治という時代の事を司馬遼太郎に6回に渡って、語ってもらう番組になりました。
司馬遼太郎の{「明治」という国家}はその台本です
吉田直哉さんは、あまり世間には知られていない人ですが、映像界の巨人です。

養老本なら他を読んだほうが
(2005-02-05)
対談なら同格の人同士でなされるべきだろう。8割は養老氏の話で吉田氏はといえば相づちをうつばかり。おもしい話を引き出す訳でも違った観点から鋭い言葉を投げかけるでもなし。十年以上前のものなので、最近の本とくらべると養老氏の話も練れていない。『バカの壁』のように優秀な編集者がインタビューしたものの方がよほどおもしろい。

考えさせられる話題でいっぱい
(2004-10-15)
著者の吉田直哉さんはNHKディレクターとして、様々なドキュメンタリー番組に関ってきた映像の専門家だそうです。そして、そのお父さんは養老孟司さんの大学時代の先生にあたる人らしいです。そういう縁で、このような対談が実現したそうです。
タイトルにあるように、基本的に“脳”や“映像”の周辺のテーマで面白い対談が収録されています。「唯脳論」だけではイマイチ理解できなかった点も、この本を読むことで理解が助けられたような気がします。
この本も様々なインスピレーションを与えてくれます。
日本人の失語症には二つのタイプがあって、仮名が読めない場合、漢字が読めない場合があるらしく、実は漢字と仮名では処理する脳の場所が全く異なるらしい。擬態というのはどうやって生じるのか? フクロウの目をつけた蛾は、鳥に食われなくなるというメリットがあるのは分かる。だけど、進化の過程でフクロウの目の半分だけ描きかけの蛾にメリットはあるのか? 自分が外に出したつばがなぜ汚いのか? 殆どの漫才コンビでは、つっこみが右でボケが左なのはなぜか? 実は左脳と右脳が関っているのかもしれない。 赤道の真上でトイレの水を流したらどうなるか? お金を使うという行為は、脳機能の「投射」に過ぎない・・・などなど、いろいろと考えさせられる話題でいっぱいです。オススメします。

