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アイテム詳細

橋本 治

筑摩書房

カテゴリー:Book

セールスランキング:84203

税込価格:¥ 714  (定価:¥ 714)

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発売日:2001-12

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カスタマーレビュー

高校生と「古典」を分かりたいと思う大人に。  (2008-06-07)
「受験生用の分かりやすい文学史」を目指していたとあります。
やっぱり!
途中から、これで文学史の歴史が頭に入った、メモしておこうと思っていました。
今ひとつ頭の中に残っていなかった、源氏物語、徒然草といった古典文学の
流れが一つの意味をもってあまたに残ります。

また、高校生のころ、「古典」について何となく思っていたことが
書かれていて、これもまた、
やっぱり!
と納得しました。

そのまま読む、ということです。
慣れだ、そうすればいずれ量が質に転換し、ある日、分かるようになる、
ということ。

素晴らしい本です。高校生のときに読みたかった。

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これで古典が楽しめる  (2008-02-05)
日本の書き言葉である「漢字かな混じり文」がどのようにして生まれてきたのかを判りやすく説明しつつ、古典はかしこまらずに、作者を生の人間としてとらえて、「へーそうなんだ」とか「そうそうそうなのよね」とか感心しながらどんどん読むものだ、ということを教えてくれる本。とても本質的なことを面白く学ぶことができる、すばらしい本。とにかく「源氏物語とか古典を読んでにみよう」という気にさせてくれる。ただし、作者も言っているとおり、この本を読んだからといって、古典を読む技術が身に着くわけではない、古典をよむための「感覚」と「意気込み」を与えてくれる本である。

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「古典がわかる」ということは文法が分かるということとは違う  (2007-05-12)
 「係り結び」に「已然形」、「枕詞」に「万葉仮名」。高校時代の古典の授業時間の最中、期末試験や入試に備えるためだけに、こうした文法関連用語を頭に詰め込んだ記憶のある人(もしくは現在詰め込んでいる途上という高校生諸君)は多いことでしょう。もちろん私も20有余年前はまさにそうした一人でした。
 しかし齢(よわい)四十を越えると、無性に「学びたい」という欲求が頭をもたげてくるものです。そしてはるか昔から文学の歴史を持つという世界的にも珍しいこの国の古典文化を、今一度味わってみたいという気持ちが今私の中にはあります。

 本書のタイトルは「これで古典がよくわかる」とあります。上述したように、現代日本語からは距離のある言葉の文法事項が理解できるようになって、古典文学が多少なりとも苦労なく読めるようになるのでは、という淡い期待を持って本書を手にとりました。

 しかしこの本はそういう古典学習参考書の類いとは全く趣を異にします。そう、「古典がわかる」というのは、古典文法が理解できるということではないのです。

 本書は、古典文学というのはなにやら高尚で、貴族階級のあふれんばかりの教養の産物と思って縁遠く感じるべきものではない、ということを論じています。

 例えば、鎌倉幕府三代目将軍・源実朝が和歌を読む武人であった経緯を追って、彼が都会(京都)文化にあこがれた田舎(関東)の「おたく青年」の元祖と捉えるくだりは、ユーモラスかつ多大の説得力があります。彼の詠む歌が、そうしたある種鬱屈した青春期の思いをこめたものであるという解説は、まさに古典の書き手たちが私たちと何も変わらぬ一個の人間であることを強く感じさせてくれます。

 「古典がわかる」ということは、読者がそこに自分たちと同じ人間を見出すこと。それを今さらながら教えられます。
 本書を高校時代に手に出来る現代の若者がちょっぴりうらやましく感じられました。

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古典に抵抗感が無くなる  (2006-02-06)
古典に苦手意識がある人は読むとよいでしょう。
「源氏物語」は「難解な少女マンガ」のようなもの、
といってくれるので、源氏物語を難しい古典と感じていた人でも、胸をなでおろすことでしょう。
万葉集から徒然草までを扱うことによって、ひらがな、カタカナがだれによって、どのように作られ、
使われてきたのか、和漢混交文がどのような背景によって生まれてきたのか、
丁寧に説明しています。
古典のテキストはほとんど出てきません。
扱っている時代は鎌倉時代までです。

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すらすら読めて学ぶところが多い本。  (2005-05-03)
橋本氏は本書の中で「難しい内容の話を簡単な言葉だけで説明することは困難である」というようなことを書いているが、彼はこの離れ業を見事にやってのけてしまっている。多少なりとも活字に親しんでいる人であれば、本書を読みとおすのにさほど時間はかかるまい。それぐらい、橋本氏の文章は読みやすい。これは、書いていることへの理解の深さと表現能力の高さが余程卓越したものでなければとてもできない芸当だ。

本書では日本語の変遷というテーマを主軸に幾つかの古典作品を紹介するような形式をとっているが、特に私が新鮮に感じたのは「徒然草」の前半が孤独な青年時代を過ごした兼好の筆によるという説と、「金塊和歌集」の作者・源実朝が「万葉ぶり」の男性的歌人というよりは現代的「オタク青年」であったという説だ。とりわけ実朝の歌は以前から好きであり、橋本氏の指摘を受けてよりしっくりと理解出来た部分が多い。

ただ、橋本氏が言うように、古典に親しむためには結局「慣れる」ことが肝要なのであって、本書を読んだからといって古語をすらすら読めるようになるわけではない。しかし、一度「面白いものだ」ということさえわかれば、1000年前に書かれていようと所詮は日本語、読めないことはないのである。橋本氏が伝えたいのはそこなのだろう。

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