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東京書籍
カテゴリー:Book
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発売日:2008-08-05
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カスタマーレビュー ![]()
正直、どうしちゃったのかな…
(2008-09-09)
これまで辰巳芳子さんを、ものすごく尊敬していましたが、この本で、心の中の評価が少し下がりました。理由は3つ。福岡伸一が『もう牛を食べても安心か』や『生物と無生物のあいだ』で再評価し、紹介しているドイツの生化学者シェーンハイマー(Schoenheimer, 1898-1941)の"動的均衡"理論にあまりにも傾倒しすぎているというか、一目惚れ状態で、にわか評論家のようにその理論を自分の領域に引きつけて、展開しようとしている点。もうひとつは、カトリックの信者であるということを前面的に押し出しているところ。若手神父相手に「食の霊性」とかをテーマに語らっちゃうというのは、いかがなものかと。それと原発批判。チェルノブイリで汚染された草を食べる牛は放射能が濃縮された牛乳を出すみたいな話と、六ヶ所村の再処理工場から出る放射能がやがて生物的な食物連鎖の中で濃縮される…という作り話を何回も書いているのはいただけません。
あまり理論とか語らず、料理を愛する者たちにつくれよ、と世の女性たちに静かに教えていた辰巳さんが好きだった小生としては、ちょっとがっかりです。でも、まあ、いい文章とかいっぱいあるんですがね…。「いのちのスープ」は終末期の患者にそれまで困難だった自然なお通じを促すとか、こうしたスープを家族がつくりつづけることが一緒に病と闘っている一体感を生むんだとか。

たべること。いきること。
(2008-08-09)
読みながら、
涙がぽろぽろぽろぽろこぼれました。
涙がこぼれる理由はなぜだろう。
たまたま
同時に読んでいた岡本かの子の
「仏教人生読本」にこんな一説があった。
「物事を真面目に考えて、
まともに向かうと涙があります」
食べるということを
真面目に考え、
食べることの<位置づけ>を
まともに向かわせるための
真摯な思いが伝わってくる
ほんとうにほんとうにいい本です。
今日も家族のために
台所に立つ。
そんな人たちのもとに
ひとりでもおおくの人に
この本が届きますように。

