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東洋経済新報社
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カスタマーレビュー ![]()
ジョブズ伝記ようやく登場・・・
(2008-07-23)
スティーブン・ジョブズといえばアップル、いえ今はi-podといった方がよさそうかな、。
私的にはビル・ゲイツと並ぶくらいの豪傑なのにいままでなかなか伝記のような本で満足できるものがなくずーーーっとヤキモキしていました。
そんななか本書はついにやってくれました(そうよんでも異論のない出来栄えです)。
本当は自伝ではないのだからもう何冊かこれに匹敵するような内容のものが他にもあると、比較検討したり著者の私情をはさまず受け入れられるのですが現状では待ちですね。
あと余談でカバーをとっても黄緑色のカラフルでつやつやの表紙に出版社のセンスを感じました。

身近な「偶像」との人間関係を考えてみよう。
(2008-06-01)
あの有名なiPod/iTunesの成功の軌跡を「人間関係」という視点で眺めてみました。
技術者から見ると製造出来っこない無理な要求をどんどん突きつけてくる「偶像」、経営者から見ると事業計画は作らず思い付きで仕事している「偶像」、どちらもとんでもない「厄介者」です。実際、両者とも「偶像」と対立し、破局しています。でも誰も思いも付かない斬新な発想で「偶像」はiPod&iTunensというビジネス・モデルを完成させ、音楽業界に革命を起こしました。どうしてこんな「厄介者」が社会から潰されず成功したのか、アメリカというカルチャーだからこの成功は可能だったのか、それともこの成功は単なる偶然なのか、と疑問は広がります。
スティーブ・ジョブスは今までの恩を忘れてパートナーを踏み台にし、圧倒的なパワーでパートナーを征服し、それをエネルギーとして自らを進化させてきました。スティーブ・ジョブスという「特異点」の存在がスティーブ・ウォズニアクやジョン・スカリーその他のパートナーとの出会いを経てこの成功を生んだのである、よってこれは必然ではなく偶然で再現性は無い、読み物としてはおもしろいけれども「特異点」は教訓にはならないと最初は考えました。が、「人間関係」の視点で見るとスティーブ・ジョブスは「特異点」ではなく実は「近似値」であると置き換えてみると再現性は見つかります。
こういう人は周りに多くいますよね!身近な「偶像」と付き合っている方や、あるいは周りから「偶像」化されている方、「偶像」になることを目指している方には貴重な教訓をこの本はメッセージしています。確かにスティーブ・ジョブスのような「偶像」と付き合うのは誰だって苦行です。コロラド大学時代の友人の回想:「スティーブ・ジョブスと話をしようとするのは消化ホースから水を飲もうとするものだ」は、当時のジョブスの雰囲気をうまく表現していると思います(このフレーズは笑ってしまいました。なかなかおもしろい例えです)。でもこういう人が今の閉塞感が漂う世の中を変えます。日本にもジョブスのような尖がった「偶像」がどんどん現れて欲しいです。

賛否両論のある凄い男
(2008-04-14)
天才、独裁者、偏屈者、独創人間、カリスマ。
人に寄って、彼を評する(賛美する)表現は様々であろう。
「ipodnano」「iphone」のあのMacWorldでの発表会を初めて見た人間に取っては、
彼の一挙手一投足に目を奪われ、その世界感にはまってしまうだろう。
古い彼と仕事を共にした人間達からすれば、虚像に過ぎず、実像は傲慢で、
自分のエゴの為であれば、他人の功績も奪ってしまう独裁者に見えるであろう。
彼の半生を通じて、その道のり、優れた功績を讃えながらも、各種トラブルに接した際の
傲慢で独裁的な内面的な人間性も描いています。
「コンピュータ」「アニメ映画」「デジタル音楽」
これら全てを変えてきた男の半生に一度触れてみては如何でしょう。
どのようにして世界を変えてきたか、その傲慢ながら、独創的な彼のやり方を見る事が出来ます。
通常の人間がビジネスに応用出来るかといえば、出来ないですけどね。
即村八分です。

食えない男、読ませる男
(2008-03-23)
フィクションでもそうそう期待できぬほどの波乱万丈の軌跡とエキセントリックな人間性、
スティーヴ・ジョブズをドキュメンタリーに仕立てることを決めた時点で、この本の面白さは
既に約束されたようなもの。著者もこの人物を扱うにあたって、膨大なインタビューを重ね、
結果、日本語訳にして500ページを超えるものとなったが、それを苦もなく読ませるほどに
魅力的な一冊に仕上がった。
ただ、この本において残念なのは、ジョブズの何を表現したいのか、という点について
ややもすると曖昧に思われること。ジョブズの人生そのもの、というのではあまりに抽象的。
そのあたりで、ストーリーが若干散漫であるように感じられるところもある。
しかし裏を返せば、凡庸な書き手が往々にして手を染めるように、偉人を己の浅はかな
人生訓やら経営哲学やらの枠に押し込んで悦に入るような愚からは免れている、とも言える。
これほどまでに魅力的な人間、これからも彼をめぐるドキュメンタリーは作られ続けること
だろう。おそらくはこの本を凌駕するものも生まれてくるには違いない。しかし、その出来を
判定するに際しての基準たりうるほどのレヴェルにこの一冊は達している、と言えるのでは
なかろうか。

信念と猪突猛進の人ジョブスの半生
(2008-02-02)
古くはマッキントッシュやiPodなど個性的な商品を世に送り出し続けるアップル。その創業者であるスティーブ・ジョブスのキャラクターを、アップル社と彼の浮き沈みを絡めながら描く「評伝」ともいうべき内容です。
実親の顔を知らずに育った少年期から起業、追放、復活と、文字通り、波乱万丈の半生ですが、自分の考えを貫き通す固い意志、巧みな交渉術、気に入らない敵を追い落とす強気の姿勢など、一貫して(最後のほうでは変化も見えますが)暴君的なイメージで描かれています。とはいえ、その論調は(若干シニカルな感じはしますが)決して批判的ではなく、そのためか、その個性に引き込まれてしまいました。
もうひとつの見所は、アップルという会社の変遷。アップルといえばやはりMacとiPodのイメージが強いのですが、本書中盤で描かれる、アニメーション映画への進出(ピクサー立ち上げ)からその成功、iTunes開発による音楽事業進出あたりは、非常に興味深く、ぐいぐいと読み進むことができました。
常に新しいことに挑戦しようとするジョブスの(アップルの)DNAがよく分かります。iPodのヒットは必然だったと感じました。企業本(経営者本)として非常に優れた内容だと思います。

