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青山 繁晴

PHP研究所

カテゴリー:Book

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税込価格:¥ 1,575  (定価:¥ 1,575)

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発売日:2008-06-21

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カスタマーレビュー

政治的主張関係なく、すべての日本人に読んでほしい一冊  (2008-09-14)
この本の内容は、机上の論理だけに基づいた空想ではない。
そして、この本がまず読者に提示する真実、それは
「日本は近いうち、政治経済は中国の、エネルギーはロシアの、軍事はアメリカの属国になる」
というあくまで冷静な、そして現実に基づいた警告である。


世界中を自らの足で飛び回り、各国の政治家、官僚、ジャーナリスト、軍人との連絡網を持ち、彼らと直接議論を重ねてきた元共同通信の記者である青山氏。
国家外交における「インテリジェンス」、元来、庶民の知るべき領域ではないとされ、一流大学の教授でさえ言及を避けてきた分野をわかりやすく国民に解説し、我々の生きるヒントにしてほしいと訴え続けてきた日本を代表する安全保障の専門家である。

共同通信時代の青山氏は経済記者・政治記者のどちらをも経験し、自らもそれは天職であったと語っている。
ペルー大使館日本人人質事件において、日本人記者としてただ一人、現地で事件の一部始終を取材した青山氏だが、その際ペルー・フジモリ大統領の指示によってなされた少年少女テロリストへの逮捕後の残虐な暴行・虐殺。そして報道規制。それを自らが身をもって体験し、その後の人生を大きく変えることとなる。
共同通信を退社後、現在は独立系シンクタンクの代表取締として、10年間、第一線の安全保障アナリストとして日本政府への情報提供、様々なニュース番組の解説員として活躍している。(10年間、年末年始を含め一日も休暇を取っていないだけでなく、日々の睡眠時間は2,3時間と、まさに身を削りながら働く日本人の一人である。)

この本で、まず感じるのは日本語の美しさである。読者に向けて一字一字、丁寧に練られた文章から青山氏の人柄が表れている。文壇でも活躍し、いくつかの小説も執筆している氏の、言葉に対するこだわりであろう。
また、政治関連の本で見られる堅苦しさ・専門用語の羅列は全くといいほどない。かといって中身の薄い本では断じてない。
政治に興味のない人なら、私たちの生活と国際政治がこんなにも繋がっているのかを理解するのにとても役立つだろう。また安倍首相辞任の真相など、スキャンダラスに扱われがちな政治ニュースの裏側が赤裸々にそして冷静に解説されている。

中国政治に知識がある方ならば、なおさらこの本を手に取ってほしい。日本の大手メディアで語られる中国論がいかにリアリズムに基づかないものなのかを実感できるはずだ。なぜ中国が東シナ海で強引に油田を開発し、尖閣諸島領有権を頑なに主張するのか。なぜチベットやウイグル人を拷問、処刑までして周辺諸国を統治したがるのか? そして日本侵略の可能性はあるのかどうか。 それらすべての問題に、読んでいて震えが来るほどのリアリティを持って答えてくれている。中国の高官、もしくは中国に関係のある各国の要人との魂をぶつけ合うような取材、ギリギリの討論の結果のみ見えてくる中国の思惑。それは親中派でも反中派でもない、氏曰く右でも左でもない、真っ直ぐ真ん中からみた中国論である。

最後に、この本が問いかけているのは私たち日本人がどう生きるのか?という問いである。
この60年間、タダ同然で平和を手に入れ享受してきた日本人。戦争からすでに3代が生まれ、今そのツケがまわってきた。私たちの子や孫にまで、問題を先送りにしてよいのか? このままこの国は滅んでしまうのではないか? これは青山氏の言葉ではない、この本を読んでいると、時折そんな風に思えて胸が痛くなる。
しかし青山氏はこの本の最後で、私たちに残された希望を、日本という国で、日本人として生きることへのささやかな希望をきちんと記してくれている。恥ずかしい話だが、読んでいて何度となく涙が落ちた。

この本は国の平和のために命を捧げろなどという、戦前の愛国心を鼓舞するような内容では決してない。(青山氏は第2次大戦時の日本の政策に対しては、国際政治の現実から見て批判的な立場であるし、核武装反対論者である)しかし国の安全保障や国際政治が、私たちやその家族、愛する人の生活にこんなにも影響を及ぼすのだという当り前の"事実"を目にした今、それを知った上で、もう一度私たちの政治への姿勢を省みて、憲法論や外交政策を見直していこうと提案しているのがこの本だ。

もう一度言うが、難しい専門用語や表現は一つもない、2,3日あれば読み終わるほどの厚さの本である。小学生でも十分読めるだろう。私自身はこの本を、家族、愛する人それぞれに渡した。できればこの本を手に取った多くの人にそうして欲しい、と切に願う。

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意図はわかるが  (2008-09-02)
ノンフィクションにしては客観性に欠け、完全に主観でものを言っている。
また内容と関係のない写真が見受けられたが、なぜ入っているのだろう?
著者は研究者のはずだが、よくわからない。


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強くなった自立心  (2008-08-01)
一気に読んだ。読みながら手がふるえた。

これほどまでに自らの自立心を奮い立たせてくれた本が
今まであっただろうか。

幅広く良質な人脈から得られた多くの一次情報は、著者
の深い洞察力、日中だけでない米国、欧州、アジア周辺
国をも見渡す概観力により、情勢把握が一段と明白に
なっている。

上海万博後に中国東進がより本格的になるだろう、と
青山氏は推測している。米国が弱体化していることや
政界のみならず財界、自衛隊にも工作員が食い込んで
いる状況などから、日本に残された時間的余裕は実に
少ない。危機感は高まる一方である。

しかし、本著はありがちな悲観論に終始していない。
軍事、外交、資源などあらゆる面において、今後日本
が取るべき戦略の糸口を見事に描いている。こうした
ポジティブな見解は、読者である私に強い自立心を育ん
でくれた。

それは、著者の感性により雪降るヒースロー空港、在日
米軍基地で見出された日本人の誇りの意識と、泥臭く
人間的な青山氏の熱い語りが導いた将来を思う心とが
あいまってこそ高まったに違いない。

一人でも多くの人に読んでもらいたい貴重な一冊。

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生きる目的を見失った人ほどオススメの本です  (2008-07-01)
 さいきんの中国問題を理解するために、かたよった思想を元に見ない『真っ直ぐ、ド真ん中を、国際社会の公正なルールの視点でフェアに解説』しつつ、著者と同じ一人の日本国民として同じ目線で一緒に考えようというものです。
 わたしのような学の無い人間にも十分理解できる言葉遣い、内容です。
 日本国民が直面している問題を世界の動きと連動して自分の頭で読み解けます。
この著者は「憶測や推論がなく、実際に現地に行き、当事者から直接得た情報」というのをつらぬいています。
 装丁はこういう類の本同様 お堅いですが、ワイドショーやニュースなどで取り上げる中国問題ではもうひとつ分からない、そういう母なる女性ほど実はものすごくオススメです。
 そして、いちばんオススメしたいのは、ニートや引きこもり、一生懸命働きたいけど職が見つからないなど、今、人生をどう生きれば良いか分からない、目的を見失ったそういう方ほど読んで頂きたいです。
 書名にまったく関係ないようですが、この本は、そういう本です。

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静かにやわらかく侵攻する危機  (2008-06-30)
アジアの一国に住む国民として、アジアの情勢の不安定を、自然の脅威も含めて感じることが多くなった。その不安を覆い隠すかのように、この国のメディアの情報は真実を伝えきる事をしない。
侵略に破れて国が滅びるという分かりやすい構図ではなく、中華人民共和国の出発点のわかりにくい支配により、日本という国が国民の気付かぬうちにいつの間にか他国の属国へと成り下がる。その静かにやわらかく侵攻する危機が目前に迫っていることを、私も含めて、自国の歴史と文化を忘れつつある日本国民は、自身のこととして認識しておかなければならない。
この本を読んだ後、目を覆うか、不安に潰されるか、希望へと繋ぐかは、それぞれの読者に委ねられるだろう。
しかし我々、日本国民は、歴史を文化を、その真剣な生き様を、後世に繋がなければならない。それが本来の存在理由であろうと、今、思う。
超多忙なシンクタンク社長青山繁晴氏が、その身を削って文章を繋いだ事が行間に読み取れる、頭の下がる思いの真実の一冊。

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