

アイテム詳細
双葉社
カテゴリー:Book
セールスランキング:--
税込価格:¥ 760 (定価:¥ 760)
1500円以上国内配送料無料(一部例外あり)でお届けします。
発売日:2006-03-11
通常24時間以内に発送
※「アマゾンのカートに入れる」ボタンは、この商品をアマゾンのカートに追加するものです。気になった商品をカートに追加しておき、後で購入手続きをすることができます。

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

カスタマーレビュー ![]()
私の理想の男性に近い・・・
(2008-07-27)
本書は、定年後、妻と悠々自適な生活を送っていたさん氏が、奥さんの死によって息子と同居するところから始まります。
新しい生活を始めたさん氏が働いていた頃には気がつかなかった日常生活、家族と向き合うことで色々なことを発見していくのですが・・・
いいなあ、このさん氏は私の理想の男性です。
ユーモアがあって、淡々とした人柄・・・いいなあ・・・!
作者のこうのさんは、自分が苦手な老人を主人公にしちゃえ!!とこの物語を描いたそうですが、老人というよりも脂が抜けたいい男ですよ、さん氏は・・・
同じように思う女性は多いんじゃないかなあ?
今は亡き奥さんが書いていた日記を読み返し、奥さんを偲ぶところも女性心にはぐっとくるツボだし、現実にこういう男性がいたら、相当もてると思います。
(まあ、本著の中でも、もてていますけどね)
漫画アクション連載時は、それほど大きな反響はなかったようですが、これ、もっと書き続けていける話だと思うので、是非、続きを描いて欲しいです!
あ、ドラマ化もありだな・・・ぜひ、さん氏は長塚京三氏に・・・!

うらやましい老後
(2007-06-02)
昔の男というのは、まじめな人でも仕事一筋で、家では亭主関白、健気に家事をこなす妻を頼りにしながらも、いくぶん見下げた態度で臨み、子どものしつけには構わない、という人が多かったのだろう。うちの場合は、父が全然そういう人でなかったからわからない。しかし、この本の主人公である参平のような家長に仕える妻には、報われない苦労が多くあったことと思う。
その妻が急死して、余生を息子夫婦の家で送る。妻が残した雑記帳を、過去を偲び今を暮らすよすがとしながら、参平は主夫として生きていく。昔の関白にしては、上出来である。おだやかな毎日。小さい事件や恋人?の存在。幸せ、と自覚できないほどの、小さな幸せ。これはうらやむべき余生ではあるまいか。
せっかくの「奥田家の記録」がドラマの中で十分に生かされておらず、また、「仙川イオリ」の人格がよくわからない、参平が定年を数年過ぎたばかりにしては老けすぎている、などと文句を言うこともできる。事実、作者にとって、これはわざと苦手な題材を選んで描いた作品という。しかし、いつもの居心地のいい作品空間はまぎれもなく作者のものだし、年寄りの男からみれば若い女性なんて、たいていは「イオリ」のように不可解な存在だともいえる。
ついでながら、3平、4郎(6)、0花、そして、nona=9、なのかな?葉脈が平行に走っている単子葉植物は、花弁が3の倍数と決まっている(第2巻p.104)らしい。ぶつかりあわず併走する家族。暖かい毛布のように私をくるむ作品であった。

ドメスティックな風景
(2007-05-30)
このマンガは「じいさん」が伴侶を失って息子の家に世話になるというとても日常的な話で、非日常の影がまったくない、あくまでも日常的であり、家族という小世界の風景を連写し続けた作品であるように思う。
日常の、家族の、ただ息をして生きていくだけの人生のなかの、
見落としてしまうような喜怒哀楽に遭遇できる。
読み終えたあとも、この「じいさん」の人生をもっと見守っていたくなるような気がする、大切なマンガである。

気がつけばこうの作品のファン
(2007-05-24)
「桜の国」を読んでから、次々とアマゾンの箱に入って届くこうの作品。もうどこにレビューを書いたらいいのかわからないくらい、どの作品も好きです。
さんさん録での、あのじいさんの不器用で器用な心の内、虫好きの小学生の女の子、すばらしい嫁、どの人物をとっても味があります。「やーい、小説じゃ、書けないだろー」っていうくらい、マンガで表現されています。マンガでよかったぁ。

日常生活の中のドラマ
(2007-04-29)
簡単に言ってしまえば「こうの史代は天才だ」で終わるんだけど、如何せん天才の定義が人それぞれなので。
文化庁メディア賞で話題になった作者なんだけど、そんなのはどうでもいい。注目すべきはあずまきよひことの類似性または違い(そういえばあずまきよひこも『よつばと!』で文化庁〜をもらってた)。
日常生活を切り取ってみるとドラマがあることに、(たぶん)大多数のマンガ家、小説家が無自覚だ。自覚してても書けない・描けないのか。小説家の保坂和志なんかは分かってるんだけど、今は関係ないので割愛。
『よつばと!』の場合は、誰かに感情移入することを意図的にしている。けれどこの作品は私達からある程度の距離をもちながら、つまりフィクションとしてのある種の態をなしながら日常を想起させる。この辺はテクニック云々じゃないんじゃないかな。感性の問題。
タイトルに「録」と付けたのもニクい。いや、やっぱりこの作者すごいわ。

