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双葉社
カテゴリー:Book
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発売日:2008-02
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カスタマーレビュー ![]()
きっと、このシリーズの中でも名作と呼ばれる作品になるはずだ。
(2008-03-01)
シートン動物記で有名なシートンのナチュラリストとしての成長を描いた作品の第4章。人間・動物・風景のすべてが谷口ジローの絵でなければ成立しない作品だ。今回は「タラク山の熊(モナーク)王」。3章まで著者はゆっくりと丁寧にシートンの成長を中心に描いてきたが、この4章にシートンは殆んど登場しない。主人公は一頭の熊(グリズリー)と語り手である一人の猟師だ。
いまさら書くのも気が引けるが、谷口ジローは一頭の熊の成長の過程を見事に表現している。体毛の一本一本にまで神経が行き届いている。
動物あるいは動物と人間というテーマは、著者が若い頃から描き続けている、非常に大切な題材である。短篇を中心に作品数も多い。
そして、シートンは、“74年頃に本名”で“「学習漫画シートン動物記全12巻(集英社刊)」のうち4巻分を書いているように(探し続けているがいまだに手に入らない…)、彼のマンガ家としての原点なのかもしれない。
今の時代に、このようなゆったりと時が流れるマンガの長期連載を踏み切った双葉社は素晴らしい。しかもWeb配信だ。谷口ジローも腰を据えて描くことができるに違いない。4章まで刊行されたこのシリーズが彼の代表作の一つに数えられることは確実だ。その中でもこの「タラク山の熊王」は名作の一つにあげられる作品になるような気がする。素晴らしい作品だ。

