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オークラ出版
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発売日:2008-08-04
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今後の靖国論の指針となるバイブル的コンテンツ
(2008-08-26)
まず驚いたのは、今までの靖国関連本の常連執筆者がほとんど執筆者の中にいなかったことです。編者の西村幸祐氏が熟慮した結果だと思いますが、それが従来にない靖国論を形成し、今後の靖国神社のあり方を問い、どう靖国を捉えていくのかという未来志向のコンセプトになったと思います。
あるブログで新しい靖国論の「バイブル」と評されていますが、本当にその通りだと思います。若い執筆者が多いのもそのせいでしょうが、ロックミュージシャンや映像クリエイターなども起用し、それでいて本質をはずさない見事な編集に舌を巻くばかりです。若い世代の靖国参拝者が増え続けていることを解き明かす試みにも成功しています。
圧巻は冒頭の座談会で、これも50代の脂が乗り切った識者が戦後問題と靖国神社の関係をうまく捉え、本質的な議論を展開しています。富岡幸一郎氏、高森明勅氏、杉原志啓氏、西村幸祐氏がラディカルで深い話をしています。
この中で神道の専門家は高森氏だけですが、神道の基本的な知識や正しい歴史認識が4人に共有されていることにも驚きました。それだけ、神道的なものが日本の宗教観の基本になっていることを知らされました。
また、例の映画「YASUKUNI」を検証する章では、何があの映画をめぐる騒動の本質なのかを明らかにしています。映画評論家の前田有一氏だけでなく、偏向報道の被害にあった衆議院議員、稲田朋美氏のインタビューも読み応えがあります。
また、30代以下の日本人にとって神様のような存在である作曲家のすぎやまこういちさんがインタビューで話している敗戦と戦後の混乱のエピソードも興味深く、全ての日本人が胸に刻むべきだと思います。
このような素晴らしい内容のムックが出版されたことに素直に感謝し、編集スタッフと執筆者の方々に心からお礼を言いたいと思います。本当にこれは日本人の「心のバイブル」として読み継がれていく内容です。

