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宝島社
カテゴリー:Book
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発売日:2002-01
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カスタマーレビュー ![]()
要するに,「立花隆」を楽しむ本!
(2007-02-10)
「嘘八百」という文句よりも「研究」にウェイトがある本。
立花隆が次々に挑んできた現代社会最先端の問題群について,各ジャンルの「自称」専門家たちが,個別的かつ部分的に「つっこみ」を入れているので,結果的に,立花隆の呈示した問題群を,より深くより広く理解することの出来る,その意味でお買い得な一冊に仕上がっています。
立花氏の仕事が,どの程度「一次資料」に基づき,どの程度「孫引き」に終始しているか。そうした観点からは,彼の仕事を客観的に評価できるかも知れませんが,「知」の紹介者たる氏の仕事をそんな物差しで測っても,実益に乏しいでしょう。
むしろ,氏の問題関心を通じて,近代観・人間観・世界観のあり方について考える上で参考になる論考が複数収録されているので(個人的には,小浜逸郎,宮崎哲弥,大月隆寛の文章が参考になりました),その点でオススメします。

タイトルに難あり?
(2004-12-01)
タイトルは「嘘八百」というものだがこれは営業上の戦略というべきものだろう。このMOOKの著者たちは、よく読めばわかるが立花氏の仕事を全否定しているわけではない。評価すべきところは評価し、それでいて行き過ぎや思い込みの部分(節制さの過小さ)を批判、批評しているのである。
むしろ完璧な人間などいないものであり、これは偉大な仕事をする人物にとっては避けられないことだといえよう。
立花氏の思想構造を解明する上でもこのような仕事はもっとやられるべきである。

第一印象よりもしっかりした本
(2002-08-17)
この手の本。たいていは買って損をすることばかりだが、本書はなかなかしっかりしている印象を受ける。
本書によらずとも、「脳死問題」関係の著作にある「死後」への傾倒ぶりを不気味に感じた人は多いと思う。また「ぼくは読んだ」シリーズを買って損をしたと思った人も多いだろう。また、氏のインターネット関連著作を読んで、ある種の軽薄さを不安に思った人もいると思う。
古い話だが、アサヒジャーナルにて田中問題を扱っていた頃の氏には切れ味と迫力があった。当時のの氏の切れ味と比べて「立花隆」に疑問を感じている人。そういう人は本書を読んでみると良いのではないだろうか。「損」とは思わない本だと思う。

「買ってはいけないと」同レベルの嘘八百本
(2002-05-25)
以前、「買ってはいけないという」ひどい内容の本がありましたが、それを思い出しました。
立花先生はゼネラリストで、細かい内容の間違いは多々あるかもしれませんが、量子力学と相対論の違いなどは、私のようなスペシャリストに任せるべき話です。私はアインシュタインがボーアとの論争に敗れ、Schroedingerが「こんな方程式なんて作るんじゃなかった」とこぼしたという、波動関数の観測問題を勉強をしていたこともあります。
立花先生はノーベル生理学賞の利根川先生とも共著があり、ゼネラリストとして非常に優秀な方であると思います。
未だに田中角栄氏の娘である真紀子氏の人気があるのは、日本が欧米(部分的にはアラブにも)に遅れている証拠の一つと考えています。

やっぱり…
(2002-01-10)
立花氏については,脳についての著書あたりから,文系の私には反論どころか疑問を呈することもできないながらも,違和感を感じていました。また,「僕はこんな本を読んできた」という植草甚一風の題名を持つ著作で,いかにたくさんの本を読んだかという彼の中学生時代の作文を公開したのを読んで,この人は中学生時代から変わっていないんだ,という印象をもちました。そして,その続編「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術」で彼の読書術とは,ほとんど拾い読みにすぎないことを知りました。私は,読書量を誇る人はうさんくさいと思っていましたが,やはり…というところです。ただ,この「立花隆嘘八百の研究」で取り上げている物理学などの情報も文系の私としては,正しいのかどうか判断できません。是非とも立花氏の反論を知りたいものです。

