

アイテム詳細
宝島社
カテゴリー:Book
セールスランキング:213721
税込価格:¥ 1,470 (定価:¥ 1,470)
1500円以上国内配送料無料(一部例外あり)でお届けします。
ポイント:14 pt
発売日:2007-12-06
通常24時間以内に発送
※「アマゾンのカートに入れる」ボタンは、この商品をアマゾンのカートに追加するものです。気になった商品をカートに追加しておき、後で購入手続きをすることができます。

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

カスタマーレビュー ![]()
バブルとは何だったのか?
(2008-03-01)
デッサンのひとつに、陰を描くことで、光を描くという手法がある。
実社会でも、陰をとらえることで、光を知る、
または、ものが見えてくることがあるのだろう。
バブルとは何だったのか?
単に、過ぎた経済現象としてだけでなく、
実在した人間が何を感じ、どのように関わり生きたのか、
そうした過去から、学べることはまだまだ多いように思う。
闇社会の生命力、逮捕いたるまでの心情、拘置所で読んだ自己啓発本の話など、
本書は、聞き手を含めて、さすがにリアリティがある。
田中氏の飾りのないストレートな語り口は、闇社会への好き嫌いは別として、
誠実にバブルのアウトラインを捉えているように思った。

「反転」ダイジェスト
(2008-02-17)
本作は、貧しい生い立ちから司法試験合格を経て検察官任官、
そして、その後弁護士としてヤクザやバブル紳士の代理人として活躍する様子を描いた、
ベストセラー「反転」の著者、田中森一氏に対して、
ジャーナリスト夏原武氏が行った10時間にわたるインタビューを編んだものです。
内容は、400ページを超える「反転」を、
主に田中氏の立身出世の部分を省いて圧縮したものといえます。
すなわち、田中氏の見聞してきたアウトローの生き様と、
バブル期の裏話を改めて回顧するというものです。
私は、田中氏の言動に関して気になる点があります。
氏がアウトローに対する共感を覚えるのは、
お互い苛酷な環境から苦労して成り上がったという生い立ちがあるからです。
しかし、そのような共通点の書き込みが欠ける本書は、
よくある単なるアウトローの武勇伝とも読めるわけであり、
故・宅見元若頭などの名を借りた「虎の威を借りるキツネ」のようにも感じられます。
さて、バブルネタももはや出尽くしたことでしょう。
最高裁で上告棄却(2008年2月12日)され、収監と弁護士資格剥奪が不可避な以上、
今後田中氏は本物のアウトローとして、世間と折り合いをつけていかねばなりません。
本書などから察するに、私のような若造が申し上げるのは恐縮ですが、
田中氏は、宅見氏など闇世界の頂点に君臨した存在の傍らから、
アウトロー世界の上っ面を眺めていたに過ぎないように思います。
巻末で壮大な計画をぶち上げた氏の思惑通りにことが進むか、
刑期満了後の報道に注目したいと思います、もし忘れられていなければ…。

田中氏の半生から「人間」を学ぶ
(2007-12-08)
石橋産業に対する手形詐欺事件で許永中と共に逮捕されたヤメ検弁護士田中森一氏とフリーライターの夏原武氏との対談が本になったものである。
すでに田中氏の弁護士時代については、ベストセラーとなった「反転」で明らかにされているが、本書では、インタビューでしか聞き出せない回答が随所にちりばめられており、「反転」の後に読んで十分に楽しめる内容となっている。
N:「極端に言うと、検察官時代は『死刑だ』と言って、弁護士になったら『無罪だ』と言うわけですよね。矛盾は感じませんでした?」
T:「全然。だって、真実は一つだもの。登山で言うなら、検察は表のルートから登っていって、弁護士は裏のルートから登っていく。それだけだから。『真実』という頂上は同じなのよ。だから、矛盾は感じなかった。」
N「中央の政治家をパクる場合も、同じ(検察がゴーサインを出す)なんですか?」
T:「そういう判断は、検察じゃないと思う。仮に検察が、鈴木宗男をパクりたいと考えていなくても、『鈴木宗男をやりたい』という奴が、一生懸命に検察へ垂れ込んだり、投書したり、マスコミを煽ったりする。そうしたら、検察としては否が応でも、やらざるをえんようになるじゃないの。事件というものは、検察がつくるというよりも、他の誰かがつくってる。」
「人間のすることだから、四角四面にはいかんのよ。」「人間がやることだから、まあ、しゃあないわね。」「人間の世界だからあるって。」という言葉が頻繁に出てくる。弁護士として数々の事件に関わってきた人間、最後は事件の当事者にされ起訴されてしまった人間の言葉だけに重みがある。

