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水島 久光

せりか書房

カテゴリー:Book

セールスランキング:25948

税込価格:¥ 2,100  (定価:¥ 2,100)

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発売日:2008-06

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カスタマーレビュー

なるほど とうならせる内容。難しいけどね。  (2008-07-12)
(私の勝手な解釈だが)
天皇的なものの代替物として浸透し始めたテレビ。
こんな考えを今まで持ったこともないが、確かにそうだと思う。
社会そのものであるという嘘を国民に浸透させ国民にとって社会そのものであったテレビ。
その仕組みはものすごく複雑だ、総務省による保護政策が一番大きい。なぜ5局限定なのか。それがもし15局限定だったら、20局限定だったら。今ほどありがたがってテレビ見ていただろうか。
番組を使い捨てするのも使い捨てすることで社会窓であるかのように見えるからだ。
芸能人を育て上げ人気を煽るのもテレビ会社と周辺メディアだ。
すべてがマッチポンプなテレビというものは20代以降の人間たちにはあまり機能しないようだ。現20代が社会の中枢を担う次代の20年後のテレビ業界はキー局以外は厳しいものと思う。

時代と電機業界と総務省に助けられて莫大な影響力を誇ったテレビもいずれ力を無くすだろう。それはインターネットの力なんていうWEB2.0発想ではなく。単純に世の中の仕組みが変わったことによる。時代の必然だろう。もちろんテレビは無くならないが。

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「触れ」てくるものとしてのテレビを論じる刺激的なテレビ・メディア論  (2008-06-13)
テレビの「危機」とその可能な未来を論じる本書の中心をなすのは、「コンタクト」という概念です。メッセージ内容が問われる以前に、メディアはまず人々に「コンタクト」している。テレビならば、昔は居間で、今はケータイとして手の中で。テレビはいかにして人々に「コンタクト」してきた/いる/いくのか。このような見取り図に基づいて、本書の議論は展開されていきます。

ただし「コンタクト」は、単に視聴者とテレビとのまっさらな関係において生み出されるわけではありません。たとえば本書では、日本においてテレビが「家庭」というあらかじめ構造化されていた社会空間に適応する形で浸透していくと共に、やがてその「家庭」そのものを解体していくという道筋を辿ったことがきわめて説得的に論証されています。本書は社会的生活空間の総体を念頭に置いた上で、そこにはめ込まれるテレビの「コンタクト」のあり方を探っていきます。

テレビのデジタル化という現在の技術的趨勢を視野に入れながら展開されるその分析はきわめて刺激的で、テレビによって常に「触れ」られつづけてきたはずの自分の「メディア論的皮膚感覚」とでも呼ぶべきものが、ある不気味さをともなって浮かび上がってくるようです。

ただし本書の核心は、その独自の視座に基づいての現状分析を踏まえた上で、それを「公共性」という規範的な次元へと結びつけていく点にあります。そこではデジタル時代におけるテレビの公共性の可能性が、デジタル技術と共に可能となった新たなポテンシャルをもつアーカイブの活用のうちに見出されています。

テレビさらにはメディアについての本質的な洞察が本書には溢れています。未来を「選択」するためには「記憶」の組織化が必要であり、そのためにはメディアの、そしてアーカイブの実践が不可欠である、という著者の認識は間違いなく正しいでしょう。テレビ論にとどまらず、メディア論としても必読の一冊です。

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