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中経出版
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カスタマーレビュー ![]()
クレーマー型モンスター・・だけぇ?
(2008-10-27)
完読後、あ、そっち系のモンスターの話かぁ、と思った。私が学童で働いてた時のモンスターには別パターンがあった。クレーマーではないが、例えば自分はブルガリの時計をはめていながら、子どもには「お金がないから無理」と上履き一つノート一冊買ってやらない親、児童手当を自分の遊び代に充ててしまう親や、男と同棲しては子を産み、虐待し施設に放り込んでまた別の男と同棲・妊娠し、その子もまた虐待し施設に入れる、母を名乗る資格もない親、これはこれでクレーマー以上にタチ悪くて深刻なんだけど、そういう系のモンスターはこの本にはいなかった。この本のモンスターは教師には困り者だけど子への愛は(歪んだ愛でも)感じる親ばかりでまだ微笑ましいくらい。できたらクレーマー以外の、虐待型・責任感欠如型モンスターの対処法をも取り上げてほしかった。あと「聖職」と言われる職業の人がクレーマーのターゲットになりやすいとわかった。私は保育士や看護婦教師医者が「聖職者」と呼ばれるのはその職種から犯罪者が出た時かミスがあった時だけだと思ってる。「聖職にありながら、あるまじき・・」なんて。普段は保育士なんて、親も子どもも聖職だなんて思ってない、子守りか女中扱いな人多いのに〜。「聖職」という言葉を都合よく使うマスコミにも問題ありだと思う。

いるいる、こんな人
(2008-09-18)
普段、こういった類の本をあまり読まない私でもスラスラ読むことができました。
筆者がこの社会現象についてのうんちくをダラダラ語るのではなく、
内容のほとんどが事例と解答(対処法)で構成されているからなのかな、と思います。
事例に紹介されている人ほどハードな方にお目にかかったことはありませんが、
少なくとも「こういう傾向をもった人」は、「いるいる!」と感じました。
その一つひとつの事例に対する解答にも、思わず膝を打ってしまいました!
「自分なら……」と対処法を考えたとき、思いつかないような方法ばかりで。
いま、「モンスター」は学校だけでなく、どこにでも潜んで(むしろ目立って?)います。
仕事関係や日常生活で出会うモンスタートラブルにも生かしていけそうです。
また表題の「モンスターペアレント」だけでなく、
「モンスターペイシェント(患者)」などの例もあげられており、たいへんおトク感のある本でした!

この本の中のモンスター達に癒されました
(2008-07-22)
私は、この本が私の人生を楽にしてくれるような気がして、8回読みました。
最初の1回めと2回めはモンスター達に対する怒りがこみあげてきました。
3回めと4回めではモンスター達への怒りがばかばかしく思えてきて
5回めと6回めではモンスター達の心の底にある痛みに触れたような気がして
7回めと8回めではすっきりした気分で対処法を学びきり、
これからの人生に活かして行こう、というポジティブな気分になりました。
「この痛みは確かに私の中にもある。」
そう思えたらとても癒されました。
何かあると、つい自分を責めがちの私でしたが
そんな風に自分を責めること自体が間違っていたと気がついて
問題に余計なエネルギーを吸い取られることがなくなりました。
モンスター関連の本は他に2冊読みましたが
いずれもただ不安を煽るばかりで
具体的な対処法にはほとんど触れていませんでした。
その点、この本には「これでもか!」というくらい
たくさんの具体的かつ効果的な対処法が紹介されていて
経験豊富、サービス精神旺盛な著者の、
読者への思いが感じられます。
私は8回読んだことによってこれらの感覚が身について
「いくらモンスターが来てもへっちゃら」
という頼もしい自分ができあがりました。
気のせいか「女性蔑視・・?」とも取られかねない文面があったのが少々残念ですが
著者の、教育に対する情熱や
学校の先生方やモンスター達に対する、
深い部分での暖かい眼差しと明快なビジョンが印象的です。
学校の先生だけでなく
高圧的な上司や部下に悩むビジネスパーソン、
ドメスティックバイオレンスに悩む女性や男性、
親との軋轢に苦しんでいる人、
そして、その効果的な解決法を模索している
すべての人にぜひお薦めの一冊です。

学校と病院だけではなく、多くの業種で活用できます
(2008-03-22)
モンスターペアレントという言葉も定着して来た感がありますが、自己中心的な親たちの傍若無人な振る舞いに、如何に毅然と立ち向かうかが問われています。この本では、モンスターペアレントによる攻撃が具体例で書かれています。
社会的正義を常に求められる「学校」と「病院」は、社会的弱者の立場にあるという説には深く共感しました。実際のところ、学校や病院以外の業種でも、サービス業であればどこでも同じことが起こっているのではないでしょうか。
とても良いやすい本なので、クレーム対応の入門書として社内に導入すると良いかもしれません。ただし、テクニックを形だけ真似ると実際の対応で大やけどしかねません。基本的な考え方、心の準備において活用出来ると思います。

ユニークな好著
(2008-02-11)
モンスター・ペアレントを「人」ではなく、人が一時的にとらわれる「状態」だと見なした点がとてもいい。「状態」であれば、そうならないように注意したり、そこから抜け出したりもできるからだ。
その鍵として、著者があげるのが「論理的思考」の鍛錬でなく、「感情のキメ細やかな言語化」だというのもいい。その根拠は理論的に書かれておらず、著者の経験から来た直観でしかないと思うが、わたしもその意見に賛成する。怒りにいたる感情をつぶさに追えば、自分にある落ち度を覆い隠そうとしていたり、自分に自信がないからこそ攻撃的になっていたりすることなどにも気づけそうだからだ。からだレベルの低次な感情ではなく、ことばによってコントロールされた知的な感情へ。著者には、家庭や学校での感情教育法の新分野を開拓してほしい。

