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大洋図書
カテゴリー:Book
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発売日:2008-05-09
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カスタマーレビュー ![]()
う〜ん…
(2008-10-16)
脇のキャラクターはいい味を出しているのですが、主人公2人の魅力が今ひとつに感じました。
主人公は、数年前までは荒んで精霊から遠ざかっていた経験があったものの、今は精霊を友として優しく心の広い青年ですが、その変化があっさりしていて、従兄弟がどんなに傍若無人にふるまっていても許す態度が、かえって歯がゆく感じます。
そして、従兄弟はとても無礼で好きになれませんでした。誤解から主人公を最初は憎んでいるのですが、その誤解も後半であっさりととけてしまうし、そんなにあっさりととけるのならもっと早く、その誤解を吹き込んだ養父の言動に疑いを持てば?と言いたくなります。それに、首輪をしたうさぎを狩ってしまうエピソードでは、後になって「飼われている動物だと気づかなかった」。獲物として持ってきた時点で、当然首輪は目に入っていたのでは?などなど…いろいろつっこみたくなってしまいます。
精霊の設定も生かし切れていない感じを受けました。ただ架空の世界の物語というだけのような感じでもったいないと思います。

ファンタジー作品と思うと…
(2008-09-02)
ガックリ来ます。
いやいや、のっけから何事?!という書き出しで申し訳ないですが、ファンタジー作品として読むと残念ですが今一つ消化不良です。
作品の舞台は中世ヨーロッパの小国をイメージされたのでしょうか。
小さな精霊に護られた豊かな小国の若き国主と、10数年振りに再会する従兄弟(だったかな…)が互いに惹かれあい確執を乗り越えていく過程が榎田さんらしいストーリー展開でしっかりと書き込まれ、楽しめる内容になっています。
人物も魅力的だし、相変わらず脇役キャラがいい味出してます。
惜しむらくは、ファンタジーの設定を活用しきれていない事。
主人公である国主には小さな守護精霊がついています。彼のお相手の従兄弟殿にも。
作中で精霊達もそれぞれに役割を果たして面白いストーリーになっているのですが、ファンタジー作品としては作品全体の世界観が浅く、書ききれていない印象を受けました。
ストーリーも主人公達も、精霊達もそれぞれはよく書けていると思います。
しかしファンタジーとしては設定が甘くて作品全体が上滑りしてしまった感があります。
それが結果として「ファンタジーぽいライトなBL」という雰囲気を与えてしまっているようで残念です。
ライトノベルズでは貴重なリアリティーのある描写ではピカイチな作家さんだと思っています。
BL以外も含め全単行本を読んでいますが、現代を舞台にした作品の方が設定がしっかりして深みのある作品になっている印象です。
次作を楽しみにしています。

