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カスタマーレビュー ![]()
ファッション化?
(2008-11-04)
マーケティング・流通などを学ぶ者から言わせていただくと、疑問が残る点が多くあります。
1つ目として。この本によく出て来る「ファッション化」という言葉が気になりました。ファッション化とは、ファッションバリューのことで視覚的要素と心理的要素に分けられる・・と書いてありますが、そのファッションバリューとは何かを具体的に明記されていません。ですのでマーケティングを学んだ者から見るとファッション化という言葉が出て来るたび「?」が浮かびます。これでは、ファッション(論?)を学んでいる人しか理解できません。
2つ目として。マーケティング論としても確かに、最近は機能よりもデザインや生活価値などの無形価値を生み出すことを重視した商品が増え、また商業施設の外装も、デザイン性の高いものにし顧客の目を楽しませる・・などといった傾向が増えてます。しかしこの傾向をすべて“ファッション化”したと置き換えていいものでしょうか?あまりにも自己的表現ではないでしょうか?また、この本によく出て来るマーケティングの戦略論も無理やり“自己流”にしている気がしてなりません。というのは、文中にいろいろな戦略論を応用したモデル(図)があるのですが、このモデルの要素が“変数”ではなく“値”として書かれています。でもこのようにモデルを“値”で書いてしまうと、モデルは無限に広がってしまうため応用が利かなくなり、結局何のためのモデルなの?ということになってしまいます。
3つ目として。従来のマーケティング理論をかなり無視しています。たとえば、製品はファッション性を加えることにより商品になる・・・といったことが書かれていますが、私からしてみれば「えっ本当?」って思いました。確かに工場でつくられた製品が流通をわたって付加価値を付けることで商品となるという意味なんでしょうけど(マーケティング論ではそういう意味)、なぜそこで“ファッション性”が出て来るのでしょうか?付加価値=ファッション性なんですか?(ここでも、ファッションと定義がなされていないし、マーケティング論をすべてファッション化で捉えようとしている気がしてなりません・・・・)さらに。ブランドを(流行を把握して)常に全く異なるコンセプトにし、イメージを変化させる・・・なんてことも書いてありましたが、そんなことしたらブランドが崩壊してしまいます。マーケティング論でのブランドの価値をもっと理解してほしかったです。
まだまだ書きたいことはあるのですが、結論として、この本はファッションを学んでいた人が経営を学ぼうという方には向いているんでしょうが、私のようにマーケティングを学んだ人がファッションや感性について学び、よりマーケティングを深めようとする場合は向いていません。あまりにも自己流表現が多すぎます・・・。

ファッション関係者以外でも
(2006-05-09)
カラーマーケティングの第一人者、下川先生の著書です。
ファッション関係者以外でもブランドビルディングの考え方を学ぶことができます。
丁寧で分かりやすいセミナーはとても人気で公共団体のセミナーにも講師として参加されるなど社会貢献度の高い方です。

