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リブレ出版
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発売日:2008-07-18
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カスタマーレビュー ![]()
面白くて幸せで
(2008-10-05)
木原氏の作品の中では『吸血鬼と愉快な仲間たち』と同様あまり痛くない作品です。木原氏の人間を見る視点がくすぐったい位やさしくて、こういう木原作品もいいですねぇ。とても面白いですし、読んだあと数日は思い出すたび幸せな気分に浸れます。本の値段は他の作家さんの新書版本より高めですが、内容ギッシリで存分に堪能できます。
モモの過去や、ロンちゃんと出会った頃のエピソードは結構痛い話だけど、チンピラのモモが警官のロンちゃんと出会うためにはどうしても必要な要素だし、巻き込まれた(むしろ飛び込んだ?)事件を乗り越えて、ふたりが未来に希望を持てるか否かはこういうイタ〜い過去や現実をどう受け止めるかに懸かっているわけなのですよね。痛くない木原音瀬なんて、「○○ー○を入れないコーヒー・・・」かも。(古っ!)
わたしも続き読みたいです。木原先生、続編書いてください。是非。

おもしろい
(2008-08-13)
文章が読みやすく、登場人物も可愛く、優しい。何回も読み返したくなる作品。続編希望!

痛くない木原作品です
(2008-07-22)
覚せい剤で刑務所を出たり入ったりしているうちに30才を過ぎた百田保男。悪人というよりチンピラです。
物語の冒頭で、このモモのクズぶりを描く作者の筆致は容赦がありません。
みじめったらしくて、軽率で、浅はかで、悲しい。
でもだからこそ、ロンちゃんと出会ってからの、真人間になろうとする彼の奮闘は崇高で痛々しい。
相手に捨てられないためにどこまでも尽くす男はBLでは珍しくありませんが、それが一エピソードに終わらず、
生きることの切なさ、人としての可愛らしさにまで昇華するのが木原作品の素晴らしいところです。
ロンちゃんの背中に落とした自分の涙を手のひらで拭い「ごめんなぁ」と謝るモモ。でも泣きながら行為を続行するモモ。孤独で憎めない男の、このセックスシーンが忘れられません。
また、ロンちゃんの方も、モモに一方的に執着されているだけじゃなく、実はこの関係に救われているんですね。
彼らの不器用で必死な関係に泣き笑いしながら読み、最後に、一生添い遂げるんだなあ、と優しい気持ちになりました。
「木原作品は痛いから」と敬遠している方にお勧めします。
「薔薇色の人生」という一見平凡なタイトルが、読後は光って見えるはず。

羨ましい程の相思相愛
(2008-07-21)
値段が高いので新品で購入するか古本屋に出るまで気長に待つか迷いましたが、やっぱり早く読みたくて買っちゃいました。
とても面白かったし、ページ数もかなりある読み応えに買って損は無かったと安堵しました。
アンソロジーの不細工特集で、ロンちゃん視点の短編だけは読んでましたが、モモ視点からの話を読んで更に二人が好きになりました。
木原さんの作品はBLに多い王子様系や何でも出来る美男子は殆ど出てきません。それなのに夢中になれるのは、とても人間くさいキャラだから。
今回出てくるモモは特に人間くさい。
顔はアレだし前科三犯だが、正直で情に厚く涙もろい。
人が「あ、この人可愛いな・・良い人だな・・愛しいな・・」とつい思ってしまう性格がモロに詰まってる気がしました。
木原さんの痛さが駄目な人でも、この本は安心して読める甘いストーリー。オススメです。

コノハラ初心者にもオススメ
(2008-07-20)
ここ数ヶ月刊行された木原さんの新作は、
終わりが「これハッピーエンド…でいいんだよね?」という作品が多かったですが、
この作品は読み終わった後、とっても幸せな気持ちになれました。
ご本人もあとがきで書かれていたとおり、最初からコイビト同士の2人の、
馴れ初めなど過去を振り返る形で書かれているのも新鮮でした。
読んで激しく思ったのが、「過去の経歴や肩書きで人は計れない」ということ。
どんなに素晴らしいプロフィールを持っていても、自分にとって最高じゃない場合もあるし、
どんなに悲惨な経歴だろうと、惹かれてしまうほどの魅力があったりするもんだよな、と。
相手の中に、自分にとって特別な何かを見出せれば、どーでもいいんですよね。
激しい描写やデカイ事件が起こるわけじゃなく、
木原さんの作品のなかでは軽めのタッチなので、
BLがはじめて、という人にもオススメできる作品です。
それでも、胸の中にずーんとくる密度の濃さは、やはり木原さんならではです。
ヤマシタトモコさんの飄々とした挿絵の雰囲気もすごくピッタリでした。

