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心穏やかに
(2006-03-11)
鳥海さんを知ったのはこの本が初めてでした。暖かい人がらがにじみでているコメント。わたしは亡き母と重ね合わせ読んでいました。
母も短歌を詠むひとでした。母の短歌は拙いものでしたが、亡くなったあとに知りました。
わたしも花が好きです、道端の花から高山植物まで。見ていて気持ちがほっとする本です。出会えて嬉しかったですね。鳥海さんの本をもっと読みたいと思いました。

誕生日の花言葉と短歌
(2006-03-10)
NHK〈ラジオ深夜便〉では、1995年より番組独自の「誕生日の花と花ことば」を放送している。さらに、2005年4月からはそれに鳥海昭子の短歌が加えられている。本書はそのすべてをカラー写真で紹介しており、一冊枕辺に備えておくのもよかろう。
一例を挙げると、3月25日 レンギョウ(モクセイ科)達せられた希望 情け深い レンギョウの鮮やかに咲きいたる庭今日旅立ちの子らを見送る(学校を卒業して新しい生活に旅立っていく養護施設の子どもたち。レンギョウの黄色い花が鮮やかに咲いていたあの道を通って、子どもたちは旅立っていきました)
その日の花と花ことばに適うように、いわば「題詠」のように短歌を作るので、観念的な歌になりがちであるが、ここに挙げた例歌などはリアにティがある。作者は児童養護施設で働いていたので、このような作者の一言も実感がある。
鳥海昭子の本名は、中込昭子。昭和4年生まれ。山形県鳥海山麓の豊かな自然に囲まれて育った。幼い頃から花に親しみ、草の名を覚える趣味があったと言う。小学校時代に短歌に共感を覚え、その後短歌を数多く作るようになった。昭和60年歌集『花いちもんめ』で第29回現代歌人協会賞受賞。誕生日の花の短歌は数年かけて詠みため、平成17年12月に発行されたステラMOOK。『短歌花の歳時記』と呼んでもいいだろう(雅)

