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芸術新聞社
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発売日:2007-02-01
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カスタマーレビュー ![]()
書の基本に通じる近道。
(2008-01-19)
石川九楊氏のすすめる楷書というだけで手にした本です。
「雁塔聖教序」を楷書のお手本とした理由が書かれていますのでじっくり読んでいただきたいのですが、まず日本で言うと大化の改新から8年経ったのあたりの時期の中国唐代の書になります。欧陽詢、虞世南と並ぶ初唐の三大家である遂良(596-658)晩年の書・石碑です。
印象として線の細い楷書だと思いましたが、なかなか、かっこいい雰囲気がある字だと思いました。なんとなく若年の男性的雰囲気がありますので好みは分かれるかもしれません。
書には副島種臣にまでつづく壮大な「西洋音楽に比する歴史」がありますが、楷書の基本はこれなのかもしれません。個人的には明治以降の小野鵞堂のような楷書に完成形を感じますが、学ぶ段階では「雁塔聖教序」は得るものが多いと思います。
この本は時間がなくても、解説を読むだけで字が上手くなっていくと思います。「重心やバランス、配置など」に関して細かく示唆しているだけではなく、哲学的に、論理的に解説が工夫され、索引から逆引きして字をどのように構成すべきかを学ぶこともできます。
時間のない人が、真剣に始めるには、まずこの本を開いてじっくり、基本を知ることから始めるのが最も近道だと思います。

お手本の見方がよくわかる
(2007-10-21)
今までいろいろな書家のお手本集などの本は数多く出版されていますが基本を中国の古典にして初心者にこれほど詳しく解説された本は初めてだと思いました。
書道の入門は古典の臨書が基本という著者の考えが反映されているのでしょう。
ちょ遂良の「雁塔聖教序」をお手本にして基本の筆使いから丁寧に説明してあります。
字形の取り方などは初心者の陥りやすい書き方も同時に載せてあってどこが何故いけないのか、古典とはどう違うのかをかなり詳しく理論だてて解説してあるのが分かりやすかったです。
ちょ遂良の雁塔聖教序の臨書に挑戦してみようと思う初心者はぜひこの本を一度手にとってみてください。
ただ漫然とお手本をみて習うより、こういった本が一冊あると書く前にお手本の見方がよくわかり効率よく習えるのではと思いました。
さらにその他の古典の案内もありこれから本格的に書道を習いたいという方にはお薦めの本です。

