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幻冬舎
カテゴリー:Book
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カスタマーレビュー ![]()
人間の本質
(2008-04-18)
著者の経験からくる、鬼気迫る文体は最後まで続き、読む者を飽きさせない。 どの部分を読んでも、経験した者でないと分からないような、詳しい説明があり同じ経験をしてる文節では思わず頷いてしまった。 極道者と、私自身付き合いがあるのだが、彼らのおかれている立場、主義、主張など、宮崎氏の述べていることに極めて酷似してる部分が多々あり、宮崎氏が単なるノンフィクション作家でないことが分かる。 また、バブル時代に焦点をあてた続編もあり、こちらの突破者を一読していれば続編も更に楽しむことができるであろう。

自分なりの「法」
(2008-01-30)
著者の写真を拝見したときには正直怖かった。
自分のまわりにはこんなに吸い込まれてしまうような目を持っている人間はいない。
「ドキッ」とした。
何か自分が見られたくないところを見られているというよな背筋がピンとなるような感じがした。
もしかしたら自分に嘘をつかない人間の目なのか…
自分は嘘つきではないが誤魔化している部分が多々ある。
自分なりの「法」を持っている人間と持っていない人間の違いは己に嘘をつかない覚悟のある人間ではないのだろうか。
自分なりの「法」を果たして自分は持っているのか…
既製品の「法」の中にただ何となく身を置いているような気がする。
著者の言う「身ゼニを切りながら自前で生きている人間」から見たら私はおそらく
「アウトロー」である。

人生の滲んだ文章
(2002-12-13)
人に文章を書かせるのは頭では無く、経験だということがこの本で良く分かる。少年時代からやくざの息子として破天荒な生活をを送り、暴力と騙し合いの世界で青年時代を過ごし、不動産ブローカーとしてバブル期の喧噪にもみくちゃにされながらもカネに生きない潔さが心地よい。これが本当に解体屋の文章かと思うほど氏の筆致には迫力がある。
新聞を見るとGDPとかマネーサプライと云った字が躍っているが、結局は表の世界の話で、裏の世界のGDPはどうなっているのか気になってくる。本当にこの国を動かしているのは誰なのか知りたくなってくる本である。

時代のとらえ方が、非常に鋭い
(2002-09-21)
「どんな相手であってもなめてかかってはならない。どんな人間にもその人間の背景が備わっている」含蓄のある言葉である。最近読んだ本の中では、もっとも印象に残るものであった。時代を捉える感覚が、非常に鋭いと思う。

筋の通った生きざまとは、こういうことだ!
(2001-05-15)
発売直後は、あの「キツネ目の男」が書いたというだけで大きな話題になった本書だが、ひとたびページをめくった読者にとって、著者がグリコ・森永事件の犯人であろうがなかろうが、そんなことはもうどうでもいいことになる。これは一人の男の過激な半生記であり、またヤクザの変遷記であり、同時に類い稀な分析力をもって綴られた戦後50年史だ。
家業再建のための苦闘と倒産経験、極道を頼っての東京での再出発。そして著者が最重要人物と目されたグリコ・森永事件の発生、やがておとずれる狂気じみたバブルの日々…。下巻では、カネを通して、侠とは何か、さらに人間とは何かをしみじみと考えさせられる。そしてまた、この50年が何であったのか、我々は何を失ったのかをあらためて考えさせられるだろう。

